
そうです。私はこの日のため、雨の日も早朝の交差点に立ちつづけました。うちの学校は高学年の役員がかなり大変だと聞き、それを避けるためにも、「この苦行を終えれば、来年は免除される」という気持ちで4年生のうちに頑張ってきたのです。


一瞬の静寂のあと、会場全体にざわめきが広がります。寝耳に水とはまさにこのこと……。私は目を見開いたまま、驚きのあまり資料を持つ手を震わせます。高学年で役員に当たらないようにと頑張ってきたのに、こんな理不尽な話はありません。私は絶望と混乱から、うまく言葉が出ませんでした。


「過去にやっておけば今年は免除」というPTAのルールを信じ、4年生のうちに役員の仕事として過酷な旗当番を全うした私。ところが突然のルール変更で、その免除が白紙に。卑怯な騙し討ちに震えが止まりません。
不条理だと叫びたい一方、声をあげれば「空気を読めない標的」にされてしまうかもしれないという恐怖で、結局まわりの顔色を窺うことしかできませんでした。
自分の情けなさと不公平さへの絶望で胃が痛むなか、私は嵐が過ぎるのを待つかのように深く俯くしかありませんでした。
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