昨年のオールカマーはレガレイラが制した(25年9月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん) 9月20日(日)に中山競馬場で行われるオールカマー(3歳上・GII・芝2200m)。創設は55年。84年のグレード制導入に伴ってGIIIに格付けされ、95年にGIIに格上げとなった。86年から94年までは地方競馬招待競走として行われ、86年にジュサブロー、91年にジョージモナークが優勝している。本稿では同レースの開催に伴い、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(中山芝2200mでの開催に限る)。
■4位タイ 2分11秒4 2010年 シンゲン
前年の天皇賞(秋)で5着に敗れて以来、約11カ月ぶりの実戦だったシンゲンが底力を発揮した。中団でロスなく運び、勝負所で前に接近。直線では内から脚を伸ばし、外から追い上げたドリームジャーニーをクビ差抑え、前年の新潟大賞典、エプソムCに続く3つ目のタイトルを獲得した。
■4位タイ 2分11秒4 2009年 マツリダゴッホ
歴代屈指の中山巧者が、レース史上初の3連覇を成し遂げた。前年のオールカマーを制してから4連敗中。しかも前走の札幌記念では9着に大敗していたので3番人気に甘んじたが、マイペースの逃げから後続を寄せ付けず2馬身差の完勝。横山典弘騎手の好リードも味方に重賞6勝目をつかみ取り、レース史にその名を深く刻んだ。
■2位タイ 2分11秒2 2018年 レイデオロ
単勝2.0倍の1番人気に推されたレイデオロが、貫禄の走りを見せた。道中は中団後ろでじっくりと追走。4角手前から仕掛けられると、直線では馬群の内目から脚を伸ばし、ゴール前でアルアインを捕らえてフィニッシュ。前年の神戸新聞杯以来となる4戦ぶりの勝利を挙げて、秋の大舞台に弾みをつけた。
■2位タイ 2分11秒2 2011年 アーネストリー
前走の宝塚記念でGI初制覇を果たしたアーネストリーが、秋の始動戦を快勝した。これといった強敵不在とあって、単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推された一戦。3番手追走から楽々と抜け出し、2着のゲシュタルトに1馬身半差をつける横綱相撲だった。ただ、この一戦を境にスランプに突入。結果的にこれが最後の勝利となった。
■1位 2分10秒2 2025年 レガレイラ
前年の有馬記念覇者のレガレイラが、1番人気に応える快勝を収めた。道中は中団後ろで運び、勝負所で半兄のドゥラドーレスを追うように進出。重賞初制覇を目指す兄を難なく捕らえ、秋の始動戦を勝利で飾った。グレード制が導入された84年以降のJRA平地重賞では初のきょうだいワンツー。そして高速馬場だったこともあり、勝ち時計の2分10秒2は従来のレースレコードを一気に1秒0も縮めるものだった。