ハイビームで執拗にあおる黒い車。38歳女性が追い抜かれざまに見た“運転手の正体”に言葉を失う

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2026年09月16日 15:50  女子SPA!

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※AI生成画像を使用しています。
「ハンドルを握ると、人が変わる」そんな話、聞いたことありませんか?

 今回は、高速道路であおり運転に遭遇した女性が体験した、思いがけない出来事をご紹介します。

◆穏やかなシングルマザー生活

 今回話を聞いたのは、小2女子の母である小林祥子さん(仮名・38歳/都内在住)。平日はフルタイムで働き、週末は娘との時間を大切にしているシングルマザーです。

「娘が小学校に上がるタイミングで、夫と離婚しました。夫とはよく喧嘩していましたが、最後の方は私に手をあげるようになってしまって。今は娘と2人で穏やかに暮らしています」

 そう話す祥子さんですが、週末は娘さんと実家にいくことがほとんどなんだそうです。

「平日は、私の仕事があるので娘は小学校の後に学童へ通っています。帰宅してすぐ夕飯やお風呂になるのでけっこうバタバタなんです。

 その分、週末に実家にいくと私が娘との時間に集中できるので、娘も喜んでいます。

 あとやっぱり、食事や家事から解放されて過ごせる実家は居心地がいいですね。特別な予定がない週末は、だいたい実家で過ごしています」

 祥子さんの自宅から実家までは、高速道路の区間だけでも30分ほどの距離。運転に苦手意識のない祥子さんにとっては、ちょうどいいドライブコースでした。

◆平和な実家からの帰り道

 いつものように、祥子さんは娘と実家へ。その帰り道の出来事でした。

「あの日は一般道で事故渋滞があり、いつもより出発が遅れてしまいました。その日は日曜日で、いつもは18時までに帰り着くようにしていたのですが、高速道路に乗った時点で18時半を過ぎていて。

 高速に入ってからは車の流れも順調だったので少し安心しました。いつもは起きている娘も、遊び疲れたのか助手席ですっかり寝入っていましたね」

 出発が遅れていたこともあり、祥子さんは娘の寝顔を横目で見守りつつ、先を急ぐように車を走らせていました。

 しかし、高速道路に乗って15分ほどのこと。バックミラーに映る一台の黒い乗用車がハイビームでパッシングをしてきたんだそう。

「最初は、ただ急いでいる車だと思ったんです。でも、だんだん距離を詰めてきて、スピードをあげたり、落としたり……。怖いなと思いましたね」

◆逃げ場のない恐怖

 黒い乗用車は、祥子さんの車に追突しそうなほど接近しては離れ、執拗にあおり運転を繰り返します。

「すでに周囲は暗くなっていましたし、もし急ブレーキを踏んで追突されたら、助手席で寝ている娘がどうなるか……。そう想像しただけで血の気が引きました」

 祥子さんがハンドルを握る手は、手汗でびっしょりに。恐怖で体が硬直していくのが分かったといいます。

「すぐに左車線に入ろうと思ったんです。でも、左車線は、運悪く大型トラックがコンスタントに走っていて車線変更をするタイミングが合わなくて」

 そのまま数分、恐怖を感じながらあおられ続けたという祥子さん。

「完全に、逃げ場のない状況でしたね。あおってくる車との距離は、もう数センチなんじゃないかと思うほど近くて。もし、事故になったらとか、怖い人が出てきたらとか、よくない想像で頭の中がいっぱいでした。

 こんな乱暴な運転をするなんて、きっとガラの悪い若い男性や、危険な人が乗っているに違いないと思い込んでいました」

◆ようやく左車線へ。追い抜かれる瞬間に見た「衝撃の正体」

ようやくトラックの列が途切れ、祥子さんは必死の思いで左車線へとハンドルを切りました。

「これでやっと解放される。どうか、先に行ってと思いましたね」と祥子さん。

 祈るような気持ちの中、黒い車が猛スピードのまま祥子さんの車を追い抜こうとします。

 黒い車が祥子さんの車の真横に並んだ、追い抜きざまのその一瞬、祥子さんは相手の運転席に目を向けたんだそう。

「確認するのは怖かったんですけど、どんな人が運転しているのかどうしても知りたくなったんです。

 でも、運転している人を見たとき、なんとも言えない衝撃で、まるで時間が止まったような感覚になりました」

◆あおり運転の運転手は高齢女性だった!

 そこにいたのは、祥子さんが想像していた怖い男性、ではなく、長い白髪を一つに結び、メガネをかけた女性でした。

 自分をあおっていた車の運転手が、高齢女性だと知り衝撃を受けた祥子さん。

 さらに心がざわつくことがあったんだそう。

「その女性、私が見ていることに気づいたのか、ふっとこちらを向いて。 一瞬目があって、ニヤリと笑ってきたんです。まるで、私が恐怖を感じたことを楽しんでいたかのような、勝ち誇ったような微笑みでした」

 高齢女性はそのままアクセルを踏み込み、祥子さんの車を追い越していったんだそう。

 運転手が高齢女性だったこと、目があって微笑みかけてきたことは、祥子さんの中で、あおられた恐怖心を上書きするほどの衝撃だったといいます。

「こんなにも気持ちがざわつくなんて、自分でも驚きました。見た目や年齢だけでは、その人の中身は何ひとつ判断できないんだなって。あの高齢女性、見た目は上品で穏やかに見えたのに……」

 優しそうに見える人が、心の中では別の顔を持っていることもあるんだと、身をもって知ったといいます。

 もしかしたら高齢女性は、ハンドルを握ると人が変わるタイプなのかもしれません。でも、人に迷惑をかける行為はどんな場合でも許されるものではありません。どんな理由があったとしても、恐怖を与える行動は、決して正当化されるものではないのです。
<取材・文/maki>

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