
家族だから仲が良くて当たり前。親子なのだから自然と会話が生まれるはず……。そんなイメージを抱いている人もいるのではないでしょうか。しかし現実には、親子であっても相性が合わないことがあります。とくに思春期の子どもとの関係は難しく、どう接するべきか悩むママもいるようです。
『旦那と中3の三女の仲が悪く困っています』投稿者さんによると、大学生になって家を出た長女と次女は父親に積極的に話しかけ、関係も良好でした。しかし三女は違います。
『用もないのに、なんで私が話しかけてお父さんのご機嫌を取らないといけないの?』そう考えているため父親との会話はほとんどなく、旦那さんはそんな娘さんを「横着だ」と怒っているそうです。間に立って関係を取りもとうとしている投稿者さんですが、精神的に疲れてしまい、「放っておいてもいいのか」と悩んでいます。
「父親の機嫌を取る」という考え方に違和感
ママたちは、「そもそも娘が父親の機嫌を取る必要があるのか」と疑問視します。
『令和の時代に、機嫌取りという発想が古い。自分の機嫌は自分で取るもの』
『なぜ大人である父親が、娘に気をつかわせるのかわからない』
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『話しかけてもらえないと不機嫌になる父親のほうが子どもっぽい』
『娘と話したいなら父親から歩み寄るべき』子どもが親の顔色をうかがい、ご機嫌を取ることで成り立つ関係に違和感を抱く人は少なくなかったようです。また、長女や次女が父親とうまくつき合えたからといって、三女も同じようにできるとは限らないという意見もありました。子どもにはそれぞれ個性があり、親との距離感も違います。同じ家庭で育っていても、親子関係が同じようになるとは限らないのでしょう。
ムリに仲良くさせなくてもいい。かえってこじらせているかも
続いて目立ったのは、「ムリに仲良くさせなくてもいい」という意見でした。
『家族でも相性がある。ムリに話して喧嘩になるなら、距離を取ったほうがいい』
『投稿者さんも板挟みになってツライだろうけれど、ヤキモキするよりも割り切って好きにさせたらいい』
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『合わない同士を、頑張って仲良くさせる意味なんかない』ママたちは、「間に入らないほうがいい」と言います。投稿者さんはふたりを仲良くさせようと話題を作るなど、場を明るくしようと努力しているそう。ですが、それがいけないとの指摘もありました。
『それが逆に関係をこじらせている可能性もある』
『今ムリに一緒にいよう、仲良くしようとすれば修復できない亀裂が入ることもある』親子だから必ず仲良くしなければならないという考え方が、かえって双方に負担を与えているのかもしれません。また、「思春期が終われば変わる可能性もある」という経験談もありました。
『私と父も、私が結婚するまでは頻繁に喧嘩していた。結婚して家を出て距離を取って、やっとそれなりに父娘の関係になった』近すぎる距離では見えなかった相手の良さが、離れることで見えることもあるのでしょう。
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まず夫婦で考え方について話し合うべきでは
一方で、投稿者さん自身の立場について考えるコメントも寄せられました。
『三女に機嫌取りを求める前に旦那を諭すべきでは?』
『旦那が三女をけなすなら、投稿者さんが諌めなよ。変に気をつかってよそよそしい会話をするより、そのほうがいい』旦那さんが自分に積極的に話しかけない三女を「横着だ」と評価していることに違和感を覚える人は少なくありませんでした。娘さんを旦那さんと歩み寄らせようとする前に、妻である投稿者さんが旦那さんと話す必要があるのではないでしょうか。
『旦那の機嫌を取るのは妻の役目ではないが、娘に押しつけることでもない』親子関係の問題に見えて、実は夫婦の価値観の違いが表面化しているケースもあるのかもしれません。
親子関係にもそれぞれのかたちがある
今回の投稿では、「放っておいても大丈夫」という意見が少なくありませんでした。もちろん、暴言や人格否定、深刻な対立などがあれば放置はできません。しかし、単に会話が少ないというだけなら、ムリに距離を縮めようとしないほうがいい場合もあるのでしょう。
『親の役目は、子どもをひとり立ちさせることだと思う』大切なのは、仲良し親子を目指すことではなく、お互いを尊重しながら適切な距離感を見つけることなのかもしれません。投稿者さんがきょうだいそれぞれの個性を認めながら、見守ってあげられるといいのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・善哉あん

