
妊娠前・妊娠中の魚介類摂取を推奨
9月8日、国立環境研究所(日本)は、「European Journal of Nutrition」にて、妊娠前ならびに妊娠中の魚介類摂取により、妊娠高血圧症候群(HDP)のリスク低下と関連することを示した。
妊娠前・妊娠中の魚介類摂取による妊娠高血圧症候群への影響
妊娠高血圧症候群は、母体および周産期の罹患率の主な要因といわれる。魚に含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)は妊娠高血圧症候群の予防効果があるものの、日本人集団の妊娠前における証拠・根拠は限られている。
そこで今回の研究では、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を用いて、女性86,009人を対象に妊娠前・妊娠中の魚介類およびPUFA摂取による妊娠高血圧症候群への影響について検証した。
食物摂取頻度調査票(FFQ)に基づき妊娠前・妊娠中の魚およびPUFA摂取量を評価したところ、妊娠前の魚摂取は早期発症型(Eo-HDP)、妊娠中の魚摂取は後期発症型(Lo-HDP)のリスク低下と関連していた。
妊娠前の魚介類摂取量が多い女性は、早発型の妊娠高血圧症候群(妊娠32週以前に発症)の発症リスクが軽減した。また、妊娠中の魚介類摂取量が多いほど妊娠高血圧症候群の発症リスクは低下した。
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初産婦では、妊娠前の魚摂取が早期発症型(Eo-HDP)、妊娠中の魚摂取が後期発症型(Lo-HDP)のリスク低下と関連していた。
あわせて、総n-3 PUFA摂取量は、一部の解析でのみ有意な関連を示した。
(画像はEuropean Journal of Nutritionより)
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