生成AIで商品選び、なぜ「人」が求められる? 購入後に6割がモヤモヤ

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2026年09月17日 09:11  ITmedia ビジネスオンライン

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AIの「お気持ちはよく分かります」に違和感?

 AIが「買い物疲れ」の原因になっているかもしれない。ビジネスマッチングサービスを展開するフロンティア(東京都渋谷区)によると、商品選びで生成AIを利用する人の約6割が、AIによる大量のデータ比較に時間的・心理的な負担(タイパ疲れ)を感じていることが分かった。


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 買い物での商品選びで生成AIをどの程度利用しているか尋ねたところ、「利用している」が34.7%だった。


 利用している人に、生成AIが提示する大量のデータを比較することに疲れを感じるか聞くと、「感じる」が60.3%に上った。提示される情報量の多さが負担となっていることがうかがえる


 商品選びで生成AIを利用する際の不安・不満を聞くと、「情報の偏りや誤情報がないか」(48.9%)が最多。次いで「推薦する商品が本当に自分に合っているか」(33.4%)、「感情や複雑な背景への配慮があるか」(20.3%)が続いた。


 生成AIが推薦した商品を買った後、本当にこれで良かったのかとモヤモヤしたことが「ある」という回答は61.5%を占めた。


 生成AIから「お気持ちはよく分かります」などと共感の言葉をかけられた際、どう思っているのか。最も多かったのは「安心感はあるが、腑(ふ)に落ちない」(23.5%)。「白々しく心に響かない」(13.1%)と「物足りなさを感じる」(13.0%)を合わせると、約半数が違和感や物足りなさを感じていた。


●迷ったときの後押しは「人の太鼓判」


 商品選びで迷ったときに背中を押してくれるのは、データか人かを聞いた。その結果、「人の主観的な太鼓判」(23.2%)が「データの客観的な数字」(15.0%)を上回った。「どちらも同じくらい」は30.2%、「特に迷うことはない」は31.6%だった。


 誰にも相談せず生成AIだけで決めた場合と、人と会話しながら決めた場合のどちらが、後悔が少なく納得感があるかについては、「人と会話しながら決めた場合」(45.2%)が「生成AIだけで決めた場合」(10.9%)を大きく上回った。「どちらも同じくらい」は43.9%だった。


 買い物において、店員など人間と対話することに期待する価値を尋ねると、「プロ目線の率直な意見」(29.2%)、「疑問・不安の解消」(25.6%)、「新しい視点や発見の提供」(18.1%)が上位を占めた。客観的な情報の提示だけではない役割を求めていることが見てとれた。


 この人から買ってよかったと思う店員の特徴については、トップは「専門知識があり的確なアドバイスをしてくれる」(28.3%)で、「デメリットを含めた正直な説明をしてくれる」(24.8%)、「親しみやすさと安心感がある」(23.1%)が続いた。


 生成AIがどんなに進化しても、買い物では人間の熱意に心が動かされると思うかについては、「そう思う」が52.0%だった。


 この結果について、フロンティアは「消費者が最終的な決断で求めているのは、対話を通じて個人の状況や本音を理解し、その文脈に寄り添うプロ目線の率直な意見だ」とコメントしている。


 調査は、20〜50代の1007人を対象にインターネットで実施した。期間は6月19〜20日。



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