
静岡県にある浜岡原発の再稼働審査をめぐり中部電力がデータを不正に操作していた問題で、原子力規制委員会の山中伸介委員長はきょう、中部電力の調査報告書をうけて、「技術者としての倫理観の喪失以上の何者でもない」と批判しました。
この問題は、浜岡原発3号機と4号機の再稼働をめぐる審査で、耐震設計において重要な「基準地震動」について、中部電力がデータを不正に操作し地震の揺れを実際に想定されるものより小さくみせていたものです。
中部電力は14日、外部の弁護士による調査報告書を公表し、原子力規制委員会に提出しました。
きょう午後開かれた規制委員会の定例会では、中部電力社内で「独自の正当化理論が存在する」などとした報告書の内容について、委員らが議論しました。
山岡耕春委員
「中部電力がかなり周到につじつま合わせをしてきたっていうところが読み取れる。彼らも専門家なので、個人的にはちょっと能力の使い方が間違っているんじゃないか」
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山中伸介委員長
「技術者としての倫理観の喪失以上の何者でもない」
規制委員会はこれまで、中部電力本店への立ち入り検査を11回にわたり行っていますが、今後、中部電力の内部通報制度が機能していなかったことなど、報告書で新たに把握した部分について確認するということです。
その上で、今年中に検査結果を取りまとめたい方針です。
また、中部電力は、浜岡原発3号機と4号機の再稼働の申請を取り下げることを発表していて、準備が整い次第、規制委員会へ提出するとしています。
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