
アルペンスキーのシーズン開幕会見が18日、都内で行われた。昨季までチーフコーチだった河野恭介氏(34)がヘッドコーチに就任した。「勝てる仕組みを作る」をテーマに掲げた。五輪での目標は「30年、34年入賞。出場人数(国枠)もしっかり増やしていく」と設定する。
ヘッドコーチ職は今回、全日本スキー・スノーボード連盟による公募で決定した。「4年、8年という長期プランを持った上で応募した。選手やスタッフの努力が最大化されず、積み重なっていないところに非常に危機感を感じた。前に進んでいけるような組織をつくりたくて応募した」と覚悟を口にする。
ミラノ・コルティナ五輪では、日本からは男女各1人ずつの出場で、男子の相原史郎が回転20位、女子の安藤麻が回転途中棄権という結果だった。日本は強豪国との予算は10分の1以下で、指導する人材の不足や練習環境面で欧州に及ばない。今夏、予算の削減によって海外遠征に派遣できなかった。そのため今後は選手各自の所属チームやプライベートコーチとの連携や海外チームとのタッグなど、日本代表チームの枠組みを超えた取り組みで、強化を図るつもりだ。
妻はカーリング女子で五輪2大会連続メダルの吉田知那美(35)。SNSなどを積極的に活用した発信力を認め、その力を借りることもあるという。今後のビジョンには「選手・チームの発信」も重視していく考えだ。「ここから伴走していただく方がどれだけ増やせるか」。日本アルペンスキー界の改革を見据えている。【保坂果那】
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