レガレイラ(撮影:下野雄規) 今週末の競馬は「中山・阪神」での土・日・月3日間開催となる。そして日曜日は、中山競馬場でGII・オールカマー(芝2200m)が行われる。とはいえ、台風のため日曜日は関東では大雨予報あり。馬場状態どうなるかの心配はありそう…。
そんな今週末だが、いつものように過去10年データを使ってレースの傾向や馬券ヒントを探っていこう。
1.上位人気勢の成績は良い?
いつものように、まずは上位人気馬のチェックから。
オールカマーでは過去10年、1番人気馬は4勝している。勝っているのは16年ゴールドアクター、18年レイデオロ、そして一昨年24年レーベンスティール、そして昨年のレガレイラである。共通点としてはいずれも関東馬。うち3頭はルメール騎手鞍上である。
成績は[4-2-0-4]。19年レイデオロ、20年ミッキースワロー、21年レイパパレ、22年デアリングタクトが、1番人気を背負いながら馬券圏外に負けている。連対率60パーセントは、成績としてまずまず良いといえるだろう。今年の1番人気候補としては、昨年の勝ち馬でもあるレガレイラ。鞍上戸崎圭太騎手もこのレース相性は良い。
ちなみに2番人気馬成績は[1-2-1-6]、3番人気馬成績は[0-3-3-4]。馬券相手としてはまずまず買える成績というところか。
2.7番人気までで構成が正攻法?
わりと少頭数になることが多いオールカマー。
過去10年で一番頭数多かったのは、17年で17頭立て。逆に20年は9頭と最少。昨年も11頭とやや寂しい頭数だった。
ということもあってか、8番人気以降で馬券になっているのはわずか2頭。24年2着アウスヴァール(10番人気)と同年3着リカンカブール(12番人気)だけだ。ちなみにこの年は15頭立てであった。
つまりは、馬券圏内30頭のうち28頭はすべて7番人気以内ということ。特に連対馬20頭では、19頭が6番人気以内で占められている。
今年も最終的には、多頭数にはならなそうな感じ…。人気薄同士の馬券構成はちょっと難しいということになるのかも…。
3.枠順はフラット、だが好走馬番はある?
中山芝2200m戦といえば、先週のGIIセントライト記念、さらには1月のGII・AJCCと同じ距離コース。いずれも傾向としては「枠順による有利不利はさほどなし。やや内枠優勢」という感じだが、まさにオールカマーも同じような傾向となっている。
まずは1着馬に関しては、過去10年1〜8枠すべての枠から勝ち馬が出ている。これは数ある重賞のなかでも極めてレアなケース。
一方、馬券圏内30頭をトータルで見ると、わずかに内枠勢が優勢となる。なかでも1枠1番の最内馬はかなり好走しており、過去10年で[1-4-0-5]と半分の年で連対している。今年の1枠1番はキャントウェイト。一応、気にはしておきたい。
4.関東馬強いレース?
オールカマーは関東馬がわりと好走するレース。過去10年馬券圏内30頭中、17頭が関東馬。すべての年で上位に3着以内に絡んでいる。しかも21年は上位3頭すべて関東馬で独占。近3年はすべて関東馬が勝利している。今年も関東馬は有力馬多いが…。
5.再好走傾向は強い?
オールカマーの開催距離は中山の芝2200m。
いわゆる非根幹距離で、しかもトリッキーな特殊コース感がある。そのせいか能力ある馬でも取りこぼすこともあるし、人気薄でもコース得意な馬は一気浮上もあるわけだ。
特に07年から09年までこのレースを3連覇したマツリダゴッホは、完全にお得意コースだった。しかも同じコース距離のGII・AJCC、さらには有馬記念も勝っているいわゆる中山巧者だった。
過去20年を見れば、ほかにもドリームジャーニー、トウショウシロッコ、ウインキートスなどが複数年に渡ってオールカマーでは複数回馬券圏内になっている。さらに同じコース距離のセントライト記念、AJCCを加えれば、中山芝2200m戦で複数回好走している馬というのはかなり多い。一昨年に勝利したレーベンスティールも前年のセントライト記念で勝っていた馬だ。
今年は昨年勝っているレガレイラが出走。やはり中心に見ていいのかも…。それと気になるのは前走3勝クラスだったが、同じ中山芝2200mで勝利しているパンジャ。タイムとしては2分10秒台と優秀なレベル。良馬場のままなら好走あるか。