
子どもの反抗期。他人から見れば、「大変ねぇ」のひと言で済むかもしれません。しかし、実際にわが子の反抗的な態度に向き合う親にとっては、そう簡単に割り切れるものではないでしょう。口答えをされたり、冷たい態度を取られたりすると、「頭では反抗期だとわかっていても腹が立つ」というのが本音かもしれません。
『反抗期の子どもに我慢ができなくなったら、親はどういう対応をすればいいの? 無視? 放置? いかなる理由があっても、絶対に手を出したらいけないんだよね。反抗期の子どもの態度にはすさまじいものがあると思うのに』投稿者さんは、まだ反抗期の入り口の子どもに対しても、すでにイライラして眠れない日があると言います。そして、「もし我慢できなくなったらどうしたらいいのか」とママたちに問いかけました。
親でも感情的になることがある
まず見られたのは、「親だからといって常に冷静ではいられない」という声でした。
『本気で向き合えば感情的になるし、暴言に近い言葉も出るよね』
『女の子だったから、口が達者で大変だったよ。親だからこそキツい言い方されると、イラッとくる。高校生ぐらいなら、自分で言ったことが親をどれだけ傷つけているのかは知ったほうがいいと思う。でも反抗期の子ってそこまで考えが及ばないから、余計にしんどい』反抗期の子どもは、親に遠慮のない言葉をぶつけてくることがあります。とくに思春期になると口も達者になり、大人顔負けに言い返すケースも少なくないようです。
『子どもの態度や物言いに腹が立つことはしょっちゅうだった。一気にまくしたてられると咄嗟に反論できない。そして言い捨てて出ていかれる。本当に悔しかった』
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「腹が立つ」と「手を出す」は別問題
一方で、ママたちは「イライラすること」と「暴力」は切り離して考えるべきだと言います。
『なんで子の態度に我慢できないときに、親は手を出すという発想になるの?』
『生意気で腹が立つからって、「言うことを聞け」と感情的に暴力を振るうのはしつけではない。子どもが親やきょうだいに暴力を振るい、それを止めるために体を押さえるのならしつけだと思う』子どもの態度に腹が立ったからといって、手を上げる理由にはならないという意見です。反抗的な態度に対して感情が高ぶることはあっても、その感情をどう扱うかは親自身の課題なのかもしれません。
限界を迎える前に距離を取る
では、怒りが込み上げてきたとき、どうすればよいのでしょうか。
『一時的にでも家を出る。とりあえず離れる』
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『近くにいたら冷静になれないから、一旦距離を取っていた。ベランダに出て空を見るとか、ひと呼吸できる場所を作っていた』反抗期の子どもは感情的になりやすく、その影響を受けたママもまた感情的になりやすいものです。お互いが熱くなった状態で話し合っても、状況が改善するとは限りません。だからこそ、一度距離を取ることは、関係を守るための方法とも言えるのでしょう。
親が変わることでラクになる場合も
さらにあったのは、「子どもを変えようとするのをやめた」という意見でした。
『親の思い通りにさせようと、言い争いするわけでしょう? 放っておけばいいよ。勉強しなくて困れば、それは子どもの責任』親から見れば気になることはたくさんあります。しかし、そのたびに注意し続ければ衝突も増えていくでしょう。
『何でもきちんとやらせることを諦める。口うるさく言わない。こちらがきちんとさせたくて口出しするから、反抗する』もちろん最低限のルールや安全に関わることは伝える必要があります。しかし、それ以外の部分は本人の責任として任せる考え方もあるのでしょう。
『うちは高校生になってからの反抗期だったので、放っておいた。自分も好きなことをしようと思って、ライブ遠征に行くようになった』
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反抗期は親子関係を見なおす時期なのかも
親は子どもを思うからこそ口を出します。しかし子どもは成長するなかで、自分で考え、自分で決めたい気持ちを強くしていきます。そのぶつかり合いが反抗期として表れるのでしょう。だからこそ、親がすべてをコントロールしようとするのではなく、ときには距離を置き、ときには見守ることも必要なのかもしれません。
『親は一生懸命働いて、夫婦仲良くして、家のこときちんとやる。美味しいご飯を作って、自分自身の人生を楽しんでいたらいい』反抗期は決してラクな時期ではありません。親も傷つき、悩み、ときには限界を感じることもあるでしょう。それでも子どもにとって「何があっても帰れる家」があることは大きな安心につながるのでしょう。
子どもの成長を信じながら、親自身もムリをしすぎない。そのバランスを探していくことが、反抗期を乗り越えるためのヒントになるのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・春野さくら

