スパーズはトンネルから抜け出せるのか [写真]=Getty Images トッテナム・ホットスパー(スパーズ)が、開幕5戦未勝利となった。
ホームにアストン・ヴィラを迎えた19日のプレミアリーグ第5節アストン・ヴィラ戦は、前半からチャンスを作り出しながらも、相手GK鈴木彩艶の好セーブに阻まれ続ける。すると3点を奪われてビハインドの状況に。終盤に2点を奪い返して開幕からの無得点記録は止まったが、2−3の敗戦になった。
開幕5試合で勝ち点「2」に終わったのは、フアンデ・ラモス元監督が率いた2008−09シーズン以来、18年ぶりの出来事に。当時のスパーズはその後に3連敗を喫してラモス元監督は解任され、後任のハリー・レドナップ元監督によって最終的に8位フィニッシュ。そして翌シーズンにはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得と飛躍を遂げた。
当時と同じように、今は雌伏の時なのかもしれない。現役時代にブライトンなどで活躍したグレン・マレー氏は、イギリスメディア『BBC』の『Final Score』でロベルト・デ・ゼルビ監督を擁護。「彼は何かを築き上げようとしている。それには時間がかかるんだ」と語り、大型補強の成果が出るにはもう少し時間が必要だとの見方を示した。
「感情を抜きにして統計データを見ると、過去4試合のうち3試合で、彼らはシュート数、ボール支配率、相手ペナルティエリア内でのボールタッチ数で上回っている」
「これらは前向きな材料だ。辛抱強く待とう。データは、彼が状況を好転させられると示している。ロベルト・デ・ゼルビ監督に対して、そして新加入選手たちに対しても、辛抱強く接する必要がある。チームがまとまり、互いを理解し合うには時間がかかるのだから」
デ・ゼルビ「非常に悲しく、苛立ちを覚えている」
一方でデ・ゼルビ監督は次のように語り、事前にアストン・ヴィラの警戒すべきポイントを話し合っていたにも関わらず、まんまとやられたことへの失望を隠さなかった。
「一部の選手が体力を消耗していたのかは分からないが、許しがたい失点を喫してしまった。今シーズン、アストン・ヴィラが昨シーズンより86パーセントも多くロングボールを蹴っていることは分かっていた。(その件について)何度もミーティングを重ねてきたし、ニューカッスル戦のように前半は良いプレーをしたのに結局負けてしまうような試合についても説明しなければならない。それは私の責任だ」
「私は責任を負うが、リーダーたちはリーダーとしての役割を果たさなければならない。このパフォーマンスには非常に悲しく、苛立ちを覚えている。このような形でこの試合に負けるわけにはいかない。2点目を失った場面は信じられないものだった」
「今日のマテウス(・フェルナンデス)のパフォーマンスは満足できるものではなかった。彼はもっとやれるはずだ。ドム(ドミニク・ソランケ)も今は自分自身への自信が足りていないのかもしれない。本当の彼は今よりも遥かに優れた選手のはずだ」
「(試合後)選手たちとは話をしなかったが、むしろそれで良かったのかもしれない。何も言いたくなかったからだ。代表に招集された選手たちは、試合に出場し、練習に励まなければならない。残りの選手たちについては、もっと努力しなければならない。(コナー・)ギャラガー、ソランケ、トシン(・アダラビオヨ)、(マルコス・)セネシ、サヴィオ…。この試合での彼らのコンディションは納得できるものではなかった」
長い代表ウィークの後、プレミアリーグは10月10日から再開を予定。スパーズは、同じく低調な滑り出しのマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦する。
【ハイライト動画】スパーズ 2−3 アストン・ヴィラ