
営業職だと成績によって給与が変わってくることは珍しくないが、数字が取れない社員にペナルティを科す過酷な会社も存在するようだ。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、過去に都内の不動産賃貸仲介会社で営業として働いていた時の出来事を明かした。男性は当時の職場について
「今ではあり得ないですし、自分も若く未熟だったのも災いしますが、その会社はいわゆるブラック企業で、社員は道具と考えているような会社でした」
と振り返る。
当時の労働環境は劣悪で、「仕事はいつも終電ぎりぎりまで働き、残業時間という概念は、営業職だからという理由で1円もなく、休憩時間は昼に15分、休日出勤は当たり前でもちろん手当はなし」という状態だった。
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一方で、「歩合は成績が良ければよいほど上がり、手取りで50万以上になることもしばしば。そんな麻薬中毒ともいえる状態で働いていましたが、当然、そんな企業ですので人の入れ替えは激しいです」と振り返る。
月80万円の売上が「社員を雇う損益分岐点」
会社の根本的な考え方は「数字は正義、数字の取れないやつは悪」だった。
「営業センスのない人にはどうにか会社を去っていかせたいと決められていた理不尽ルールが『罰金』制度です」
仲介手数料による売り上げ目標は社員全員が月100万円と設定されており、100万円以上で高卒新入社員並みの基本給が確保され、150万円以上で歩合が上がる仕組みだった。しかし、月の売り上げが80万円を切ると罰金が発生した。
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「会社いわく、この80万が『社員を雇う損益分岐点』だそうで、赤字社員は会社に損害を与えたということで『5万円』の罰金が科せられます。そのため、その月の給料なんてアルバイトで頑張った方がまし。くらいになります。そのうえ、基本給が確保される100万を下回った分が翌月のノルマに課されます。例えば60万で終わった場合、5万円の罰金+翌月140万売り上げて初めて基本給が確保されます」
大幅未達だと罰金と翌月へのノルマ繰り越しが重なる。経営者にとって都合がいい、あまりに過酷でブラックな環境だ。
80万円未満はほぼ即時退職「新しい人を使い捨てていくというシステムでした」
男性は「ですので、80万を割った社員は、ほぼその時に退職していきます。そうやって使えないと判断した社員は自ら退職するように追い込み、新しい人を使い捨てていくというシステムでした」とカラクリを語る。
自身は「別件で社長とけんかして退職しました」という男性だが、「確かに数字さえとっていられれば歩合はいい会社でしたが、多くの社員にとっては地獄のような会社でした」と振り返っていた。
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