ウインカーネリアン(9月17日撮影、(c)netkeiba) 元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が21日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。27日(日)に中山競馬場で行われるスプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。
田井氏はウインカーネリアン(牡9、美浦・鹿戸雄一厩舎)を1頭目にチョイス。「昨年の優勝馬ですから当然と言えば当然ですが、過去の勝ち馬のパターンに最も合致します」と述べた。「筋肉量豊富でスタートセンスも抜群。“好位を取れる大型馬”です」とし、最大の特長を「メンバー最多となる中山で4勝を挙げている登坂能力」と説明。「胸が大きく、前躯に大きな筋肉が付いています。的確に地面を捉える能力に長け、道悪や坂道でもバランスを崩さずに走ることができます」と解説した。
また、「臀部の筋肉の張りが昨年比で迫力が増したかのように見えるほど秀逸です。息の長いロベルト系といえども、9歳まで衰え一つ感じさせないのは関係者のケアの賜物だと思います」と絶賛。「スプリンターとしてはゆとりを感じさせる胴、四肢の作りもスプリンターズSでは有利に働きます」と馬体面からも適性を示した。
後半ではレース傾向についても触れ、「近年の好走馬のほとんどが、1400m以上でのV歴がありました」と指摘。そのうえで、「人気薄で優勝したウインカーネリアンとジャンダルム(22年)はいずれもダービーに出走。若駒時はクラシック戦線で戦っていました」と紹介した。続けて今年のレースについて解説し、「メンバー構成、開催時に雨が降り続いてきた馬場状態を勘案すると、例年以上にタフさが求められることが想像できます。となれば、同馬のしぶとさがより生きるはず」と強調。「今年は特に涼しかった北海道で8月末まで調整できたアドバンテージも大。連覇に向けて好条件がそろっています」と太鼓判を押した。