
今季限りで現役を引退する男子テニスの錦織圭(36=ユニクロ)が25日、東京・有明コロシアムで会見し、最後の大会となる木下グループ・ジャパン・オープン(30日開幕)への思いを語った。公開練習では坂本怜(20=IMG)と打ち合い、現役最後の舞台へ調整。「悔いのないように自分のしたいテニスをしたい」と意気込んだ。
ジャパン・オープンは日本で唯一の男子ATPツアー大会で、カテゴリーは「ATP500」。錦織は12、14年に優勝しており、「ここでの優勝は格別なものだった」と振り返った。思い出の詰まった母国の大会を前に、「最後に試合ができる楽しみという気持ちが大きい」と心境を明かした。
5月の引退表明後も海外で試合を続け、8月の全米オープン予選では、この日練習相手を務めた坂本と予選決勝で対戦。4−6、6−7で敗れて本戦出場は逃したが、観客の前でプレーする喜びを改めて感じた。「すごく熱い気持ちも取り戻せたし、ある程度自分の中でいい試合もできてた」。その上で「出しきれた」との思いがあったという。
だからこそ、主催者推薦で出場する今大会は特別な機会となる。「日本でやっぱり最後、試合ができるっていうのが、本当にボーナスみたいなもの」。コートに立つ幸福感は、母国では「また違う感覚になると思う」とし、「コート上で悔いなく終われるようにしたい」と思い描いた。
体の状態は「別にすごい良くもないですけど、できないわけではない」。それでも「コート上に入ればアドレナリンだったり気持ちで押し切れる部分もあると思う」ときっぱり。ファンにどんな姿を見せ、覚えていてほしいかと問われると、「それはあんまりない。ずっとそうですけど、自分が楽しめれば」と笑みを浮かべた。最後まで、自分のテニスを楽しみ尽くす。【勝部晃多】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。