
TVアニメ『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第3期』が、2026年9月27日からCBC/TBS系全国28局ネットの「アガルアニメ」枠で放送スタート。本作は人の能力を見抜く"鑑定スキル"を持つ主人公アルス・ローベントが、異世界で領地を発展させていく物語。第3期ではカナレ郡長に就任したアルスが新しい仲間を迎え、新生ローベント家の体制を整えるなか、巨大な軍勢がカナレに襲いかかってきて……。
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そんな第3期の放送が待ち遠しいなか、今回はアルス役の藤原夏海、リーツ・ミューセス役の坂泰斗にインタビュー。第2期までを振り返って感じるアルスとリーツの変化、そして「今まで以上に壮大で緊迫感がある」という第3期の見どころについて語ってもらった。
[取材・文=M.TOKU 撮影=藤田亜弓]
■『鑑定スキル』の根底にあるのは“人と人とのつながり”の物語

――第3期のアフレコが始まったとき、どんなお気持ちでしたか?
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坂:「ここに帰ってこられたな」という気持ちが強かったのか、皆リラックスした状態で自然と会話が始まっていました。
――久しぶりという感覚ではなかったと。
坂:久しぶりって、あんまり言わなかった気がします。
藤原:確かに。言われてみたら「久しぶり!」よりも、「いよいよだね」という気持ちが強かったかもしれないですね。
坂:「あって当然」という空気感をすごく感じましたね。
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藤原:うれしいですね、坂さんがこう言ってくださるのは。
坂:なんで!?
藤原:同じ座組の一員として、こんなふうに思ってくれていたというのがね、うれしくて。
坂:いやいや、こちらこそ、この作品の一員であることが、ありがたいです。
――ここまでの物語を振り返って、あらためて感じる本作の魅力は?
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坂:戦や政治的なやりとりも描かれる作品ではありますが、根底にあるのは人と人とのつながりの物語だと僕は思っていて。アルスの人柄に人が集まってくる、そしてそこで構築されていく人間関係そのものが、この作品の魅力だと感じています。
藤原:そのつながりのあたたかさを感じるからこそ、戦や人の重みも感じられるところがあります。アルスだけでなく、対峙する相手にもいろいろな人生があって、ドラマがあるんですよね。味方陣営を含めて、キャラクターそれぞれのバックボーンや人柄も描くことでドラマに深みが出ているのが、本作の面白さのひとつだと思っています。

――本作は宣伝施策もいろいろと面白い試みがとられています。
坂:まさか、ザコシ(ハリウッドザコシショウ)さんが宣伝してくださるとは……。ザコシさんが目の前で動く姿を見ながらアフレコするのは、たぶん後にも先にもこの作品だけだと思います(笑)。
藤原:貴重な体験をさせていただきました(笑)。本当にザコシさんにはいろいろな企画でお世話になっています。もう、『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』のイメージキャラクターじゃないかと。
坂:イメージキャラクター(笑)。でも、いっしょに作品を盛り上げていただけて、本当にありがたいですね。
――今後にも期待ですね。
藤原:そうですね。何があるかわかりませんが(笑)。楽しみです!
――ここまでの物語を経て、アルス、リーツの成長を感じていますか?

藤原:アルスは成長し続けている気がします。仲間との出会い、そして第2期の初陣など、いろいろな経験を積むなかで、どんどん成長していきました。第3期では郡長にもなって、さらなる責任を負った状態になりましたが、言葉の節々や皆への接し方から、たくましさを感じます。
――アルスは身体能力が決して高いわけじゃないですが、強くなっていく様子を見ていてわくわくしますね。
藤原:何なら平凡というか、身体能力についてはどちらかというと、コンプレックスに近い部分があると思います。それが、鑑定スキルを駆使して優秀な仲間を加えていき、皆と共に成長していったことで、メンタル面では少し自信もついてきたと感じています。
坂:リーツも大きく成長したキャラクターですが、第2期の段階でわりとアルス様を支える立場として完成はしていたと思うんです。ただ、第3期では今までになかったようなアルス様に対する感情が見えてきて。そんな重さの感情を持っていたんだと個人的には感じました。アルス様のまわりの人に対する感情の動きも見えて、演じるのもすごく楽しかったです。
■第3期はスケールも大きく! アフレコも和やかに…?「もっと敬ってください」「ははー!」

――あらためて、お互いが演じるキャラクターの印象についても教えてください。
坂:アルスは一話、一話同じじゃないと感じるくらい、ずっと成長しています。人間性も素敵ですよね。鑑定スキルを持っているというだけでなく、あの人柄だから優秀な人・いい人が自然と集まってくるんだと思います。第3期になってからはより覚悟が決まって、後ろにいるリーダーじゃなくて、前でみんなを引っ張っていくリーダーになったという印象を受けました。
藤原:リーツはたくましくて、どこまでも頼れる人です。「アルス様のために」と、ひたすらに努力してくれていますが、同時に自分の能力も高めている人で。しかも、それがどこかで止まることなく、続いているんですよね。危険なときは身を挺して守ってくれるところなど、アルスへの忠義が変わらず揺るぎないので、頼もしいです。
――掛け合うなかで感じた、お互いのお芝居の印象についてはいかがですか?
坂:これはたぶん本作に関わっている皆が感じていることだと思うのですが、藤原さんがアルスを演じることで、自然と感情が引っ張り出されるんです。「こういうセリフだから、こう言うぞ」じゃなくて、彼女の言葉を受けて自然と言葉が出てくるというか。感情を引き出してくれる、芝居の空気を作ってくれる役者だと思います。
藤原:うれしいです! 坂さんは、私がどんな芝居をしてもぜんぶちゃんと受け止めてくれるんです。私はいきなり突拍子もない芝居をするタイプではないのですが、それでも、テストとは違うパターンの芝居をやるときもあって。そういうとき、坂さんも違うパターンで返してくれるんです。当たり前かもしれませんが、ちゃんとその瞬間の掛け合いで一人、一人に向き合ってくれる役者さんだと感じています。
――「このセリフだから、このお芝居」と固定されていることではないというか。
藤原:そうですね。その場で受け取ったものを感じて、芝居で返してくださる。たぶん、お芝居の幅だけでなく、感情の幅もとても豊かなんだと思います。
坂:ありがとうございます。素直にうれしいです!
――作品について振り返っていただきましたが、続いて、第3期のシナリオを読んだときの率直な感想を教えてください。
藤原:第1期・第2期はアルス対誰かという感じでしたが、第3期からはアルス単体ではなく、絆を育む対象のスケールも大きくなっていると思いました。さらに仲間が増えますし、ストーリーもどんどん壮大になるので、ワクワクしながら台本を読んでいました。
坂:これまではアルスが仲間を集めて、結果的に領地も広がっていくというのが主に描かれていたと思いますが、第3期からは本格的な戦に臨む描写が増えます。命のやりとりの重みであったり、敵・味方陣営それぞれが抱えている思いや重さだったりがより感じられる物語になっていて、緊迫感があると感じました。

――アフレコはいかがですか?
藤原:第1期・第2期はそれなりに収録にも時間がかかっていたのですが、今回は1回、1回の収録時間がすごく早くて。
坂:確かに! 第3期はもう皆の空気感が完成されている状況でのスタートだった気がしています。皆が「そうだよね、このキャラクターだったらそうなるよね」と感じていたんじゃないかな。皆が短時間で集中して熱量を出していたという印象があります。
藤原:実際、一発OKになるセリフやシーンも多かったですよね。音響監督の亀山(俊樹)さんも、本番で出てくるものをちゃんと受け止めてくださいました。
坂:多分それが上手くいっていた起因としては、セリフが混線するシーンを皆で掛け合っても、ぐちゃぐちゃにならずに成立したからかなと。各々がどのくらいの温度感の芝居でくるのか把握しているから、すごく綺麗にいったというか。
――自分自身が演じるキャラクターだけでなく、他の人が演じるキャラクターのことも把握しているから成立した。
坂:そうですね。把握できていたから、皆のお芝居の呼吸感も合っていたんだと思います。
――その中で、ムーシャ・トリックやザット・ブロズドなど、新しいキャラクターを演じる新キャストの方もいらっしゃったと思います。

藤原:新鮮でしたね。
坂:先ほどお話していた空気感の中に入るのは大変だと思っていたのですが、 座長(藤原さん)が空気を作ってくれたんですよ。新キャラクターを演じる2人もコミュニケーションをたくさん取ってくれて、すぐにこの現場に溶け込んでくださいました。
藤原:でも、現場で皆さんと楽しい話をするきっかけを作ってくださるのは、坂さんなんですよ。
坂:いやいやいやいやいや。
藤原:ありがたや。
坂:じゃあもっともっと敬ってください。
藤原:ははー!
坂:(笑)。こういう素敵な人柄なんで、ほんとに笑いが絶えないんです。
■第25話(第3期1話目)ではみんなの絆を感じたり、わちゃわちゃを見れたりも!?
――第3期もさまざまなキャラクターが活躍しますが、お2人が読者の皆さんに注目してほしいキャラクターは?

坂:これまでもたくさん魅力的なキャラクターが登場しましたが、ザットとムーシャという新しい仲間たちも人間性が深くて。表面上だけではなくて、いろいろなものを持っているキャラクターなので、ぜひ見ていただきたいです。
藤原:私はトーマスさん。一度、戦を交わした関係の彼ですが、今回はちょっと違った立場で関わる瞬間があるんです。そのときに、一緒に戦った過去があるからこその展開があって。個人的には胸熱だったので、トーマスさんに注目してもらえればと思います!
――生まれながらに人の才能を見抜く“鑑定スキル”の持ち主であるアルス。お2人がすごい才能の持ち主だなと感じた人を教えてください。
坂:身の回りでいえば、それこそ藤原さんですよ。役者としても素敵なお芝居をされますし、人柄がやっぱりすごい。この作品は大先輩や新人など、幅広いキャリアの方が参加していますが、彼女が真ん中に座ってくれているおかげで会話が絶えないんです。休憩中も分け隔てなく楽しく話ができるのは彼女が中心にいるからだと、現場で感じていました。
藤原:そう言っていただけて、ありがたいです。それで言ったら坂さんは……。
坂:いや、その流れはやめよう! 面白くなくなっちゃうよ(笑)。
藤原:いやいや! これはマジ。マジなのよ! 坂さんって、ちゃんと皆と関わろう、作品をよくしていこうって、どの現場でも思っていらっしゃる方なんです。先輩にもちょっとした世間話をふっかけて……じゃなくて。
坂:言い方ひとつで僕の印象が悪くなるから気を付けてね!?
藤原:話題を振って、でした(笑)。失礼しました! どの現場でも、作品をよくしていこうという思いが人一倍熱い方だと感じています。坂さんをはじめ、この現場の皆が優しいから私もイェイ♪ってできるんですよね。
坂:そうなんだ!
藤原:現場によっては縮こまっているときもありますから(笑)。そう思うと、やっぱり盛り上げてくださる坂さんってスゲェ〜って思うんです。
坂:ありがてぇ!

藤原:あとは(シャーロット・レイス役の)佳穂(成美)ちゃん。もうロケットみたいな人。
坂:確かに、ロケットみたいな人かもしれない(笑)。
藤原:いい破天荒の持ち主だなと思っていて。でも、ラジオなどを一緒にやるなかで、場をにぎやかにするだけじゃなくて、ちゃんと考えている人なんだなとも思いました。ただはしゃぐだけの仲間だと思っていたんですけど、佳穂ちゃんは違うなって。
坂:2人とラジオやったとき、僕はどっちも同じグループだなと思ったよ?
藤原:それはきっと坂さんがいてくれたから……!
――本日はお話ありがとうございました。最後に第25話(第3期1話目)の見どころを語っていただければと思います。

坂:この作品は、アルスの成長とともに、視聴者の我々も見えてくる世界が徐々に広がってきます。ここまで領地内から外へと物語が広がってきましたが、第3期ではさらに2段階ぐらい、一気に世界が広がります。それを1話で感じていただけるはず。作品の広がりを、ぜひ楽しんでいただければと思います。
藤原:第2期でいろいろな戦がありましたが、第3期の1話はちょっと場面が変わって、新しい領地で皆と過ごしていく日常が描かれます。序盤は皆の絆を感じたり、わちゃわちゃを見れたりするので、楽しみにしていてください。あとは、新キャラクターのザットとムーシャも1話から登場しますので、そこも見どころです。個性的なふたりが新たな風を吹かせますよ! そして、アルスが自分の故郷を誰に任すかという点にも、注目していただければと思います。

放送情報
9 月 27 日(日)深夜 0 時 00 分〜CBC/TBS 系全国 28 局ネット「アガルアニメ」枠にて放送開始!
CBC/TBS 系:毎週日曜夜 11 時 30 分〜
※初回放送は 9 月 27 日(日)深夜 00 時 00 分〜
BS日テレ:毎週火曜深夜 0 時 00 分〜
※初回放送は 9 月 29 日(火)夜 11 時 30 分〜
AT-X:10 月 1 日(木)より、毎週木曜夜 10 時 30 分〜
※リピート放送:毎週月曜朝 10 時 30 分〜/毎週水曜夕方 4 時 30 分〜
※放送日時は予告なく変更となる場合がございます。
配信情報
2026 年 9 月 28 日(月)午前 0:30〜より U-NEXT、アニメ放題、d アニメストアにて先行配信、
10 月 1 日(木)午前 0:00〜より各配信サービスにて順次配信開始!
詳細は下記配信サービスよりご確認ください。
STAFF
原作:未来人 A『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる〜弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、
最強領地になってた〜』(講談社「K ラノベブックス」刊)
キャラクター原案:jimmy
漫画:井上菜摘(講談社「マガジンポケット」連載)
監督:加戸誉夫
副監督:松島弘明
シリーズ構成:大東大介
キャラクターデザイン:八尋裕子
サブキャラクターデザイン:山岡信一・原 千遥
色彩設計:田中美穂
美術監督:橋詰良子(クリープ)
撮影監督:山越康司
編集:野川 仁
音楽:夢見クジラ
音響監督:亀山俊樹
アニメーション制作:GeyeG Pictures
CAST
アルス・ローベント:藤原夏海
リーツ・ミューセス:坂 泰斗
シャーロット・レイス:佳穂成美
ロセル・キーシャ:岡咲美保
リシア・ローベント:花澤香菜
ミレーユ・グランジオン:生天目仁美
ファム:戸松 遥
シン・セイマーロ:加藤 渉
ブラッハム・ジョー:内田修一
ムーシャ・トリック:諸星すみれ
ザット・ブロズド:田所陽向
(C)未来人 A・講談社/鑑定スキルで成り上がる製作委員会
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