【オリックス】宝刀フォークで有終のK締め 平野佳寿「あの時がなければ」10年からリリーフ転向

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2026年09月26日 06:30  日刊スポーツ

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オリックス対ソフトバンク 引退セレモニーで胴上げされるオリックス平野佳寿(撮影・宮崎幸一)

<オリックス0−9ソフトバンク>◇25日◇京セラドーム大阪


宝刀フォークで有終のK締めだ! オリックスの平野佳寿投手兼任コーチ(42)が25日、ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で引退試合に臨み、空振り三振を奪って、21年間の現役生活に別れを告げた。


0−9の9回に登板し、同じく今季限りで現役を引退する中村晃と対戦。カウント2−2からの5球目、代名詞の126キロフォークで空を切らせた。「最後は真っすぐで終わりたかったけど、2ボールで組み立てを変えました」。直球にこだわってきた右腕は1死を取ってお役御免。05年同期入団の岸田護監督(45)のハグを受け、3万6138人で埋まったスタンドから万雷の拍手に包まれた。


涙なし、笑顔全開の引退セレモニーだった。スピーチでは少年時代からの指導者やチームメートへの感謝を述べ、出会い、失敗の大切さを語った。最後に長女と長男から花束を贈られ、仲間たちから5度胴上げされた。グラウンド1周ではファンに手を振り続けた。「誰か1人でも大泣きしていたら僕ももらい泣きしていた。でも誰も泣いてなかった(笑い)」。平野らしく、明るく幕を引いた。


日米通算853試合に登板し、65勝87敗、258セーブ205ホールド。名球会入りも果たした。「お釣りがくるくらい、やらせてもらった。すっきりしています」。京産大から05年ドラフト希望枠でオリックスに入団。当時の岡田監督の意向で10年からリリーフに転向した。「先発で全然ダメだったので、言われたところをしっかりとやる。あの時がなければ今はなかった」。リリーバーとして数字を刻む道が開けた。


18年からメジャーに移籍し、ダイヤモンドバックスなどに所属し3年間で8セーブ48ホールド。21年にオリックスへ復帰するとリーグ3連覇に貢献した。「帰ってきた1年目で優勝できた。あの瞬間は一番忘れられない」。胸を張れる最高の思い出に挙げた。


兄貴分と慕う岸田監督を支えることを誓った。「監督になられたこの2年で何も選手として貢献できなかった。来年以降、もし2人で一緒にやれるんだったら、下で働いて、胴上げできるようにやっていきたい」。26日からはコーチ専任。投手陣の底上げに全力を注ぐ。【伊東大介】

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