1歳で兄のバッピを務める弟/ysr_mom(@ysr_mom)さん 「これ、本当に1歳?」思わずそう聞きたくなるほど、見事な投球を披露する1歳児の姿がInstagramのリールで話題になっている。野球少年の兄に付き合い、生後半年にはボールを持ち始め、1歳になると止まったボールを打てるように。2歳前には立派にバッピ(バッティングピッチング)の相手を務めていたという。SNSでは「前世でパ・リーグのバッピをしてたに違いない」「1歳のコントロールじゃない」と驚きの声が上がっていた。1歳児の野球のセンスは、いかに開眼していったのか? 練習秘話や現在の成長の様子について、投稿者のお母さん(@ysr_mom)に話を聞いた。
【写真】完璧な投球から一転… 様子のおかしい最後の一球■AIだと疑われた練習動画、上達の背景に8歳上の兄「遊び感覚で見守っていた」
――“1歳児のバッピ”という動画が話題になっていましたが、反響を受けてどのように感じていますか? 印象に残っているコメントなどがあれば教えてください。
「“AI”というコメントが一番印象強いです。私自身野球未経験野球に全く興味が無かったのでこの動画のすごさというものが全く理解できずにいました(笑)」
――生後半年頃にはすでにボールを持ち始めていたそうですが、息子さんが野球に興味を持ち始めたきっかけは何だったのでしょうか?
「8歳上にお兄ちゃんがおり、お兄ちゃんが野球少年だったので家の中、外にはボールが常にある環境でした。生まれてすぐもう野球環境ですね(笑)」
――1歳半頃からTバッティングにハマっていたとのことですが、当時のお子さんの様子を見ていて、親御さんとしてはどのように感じていましたか?
「生後10ヵ月で歩き始めたのですが、バッティングは1才からもう出来るようになっていました。よくボールだけを打てるなぁと特にすごさに気付かず、仲良い兄弟の遊び感覚で見守っていました」
――実際にお兄ちゃんのバッティングピッチャーを務めるようになってから、投げ方やボールへの向き合い方などに変化はありましたか? また、お兄ちゃんとのやり取りで印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
「次男に野球を教えたのは兄と兄の当時のチームメイト達で、みんなでたくさん教えてくれていましたね。当時は真っ直ぐ投げる練習で的当てを用意して狙わせたり、楽しませながら皆が育ててくれていました。やり取りで一番好きなのはInstagramの投稿に載せている守備練習の指導風景です。兄が一生懸命教えているのに捕れず『もぉ〜めんどくしゃいなぁ』と発言していました」
■野球を全く知らない母も練習相手に ノックからキャッチングまで一通り習得
――現在は何歳になりましたか?また野球面において、最近さらに成長を感じた瞬間などがあれば教えてください。
「現在小学5年生の11歳です。最近というよりは、兄が小学生のうちは毎日兄と兄のチームメイトと放課後〜暗くなるまで自主練をしていましたが兄たちが中学に上がってしまってからそれがパタリと無くなり、母との自主練に変わっていきました。その頃から本格的に自分も兄たちと同じ野球少年なんだと自覚したような気がしました。当時年長・小1とかですかね」
――これまで息子さんが野球を続けていく中で、お母さまはどのように関わってきたのでしょうか?
「小さい頃からたくさんの方々に応援のお言葉をいただいたり、支えていただいたりして、環境にはとても恵まれてきました。どこに行っても『すごいね』と言われていましたが、私はその言葉の意味がよく分からなかったんです。
スポーツに限らず、年齢は関係ないと思っていて、何をするにもその子自身の努力だと思っているので、私からしたら努力しているのだから『当たり前』という感覚でした。この子が『すごい子』だと思ったことは正直一度もなくて(笑)。野球を知らなかったこともありますし、話題にされること自体が不思議でした。好きなことを存分にさせてあげているだけだったので」
――その中で、お母さまとして大切にしてきたことはありますか?
「始球式に呼んでいただいたり、TV出演や広告のお話をいただいたり、普通ではありえないような経験をたくさんさせてもらいました。たくさんの方からチヤホヤされた環境が、このままではこの子にとって悪影響になると感じて、母一人の家庭だからこそ、私は鬼になろうと決めました。
周りの方がこれでもかというくらい褒めてくださるので、私は試合で活躍しても、本当は『すごいね!頑張ったね!』と言いたい気持ちを押し殺して、絶対に褒めないと決めて今に至ります。
私は野球を全く知らなかったので、この子のためにいろいろな指導者のレッスンを受けて、私自身が学び、それをこの子に教えて、毎日自主練にも付き合ってきました。何年も繰り返して、ノックにバッティングピッチャー、キャッチングまで一通り習得しました」
――これだけ深く息子さんの野球を支えてきて、お母さま自身は野球をどんなふうに感じていますか?
「私は今でも野球に全く興味がありません(笑)。ただ、この子が『やりたい』と言ったことを、母として全力でサポートしているだけなんです。みんなに『嘘でしょ』と言われますけど(笑)」