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2026年09月27日 06:11 ITmedia PC USER

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月20日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
●AnthropicがAIモデル「Claude Opus 5.5」を発表
Anthropicは9月22日、AIモデル「Claude Opus 5.5」を発表した。新たな「Claude 5.5」ファミリーの第1弾で、同日からClaude Platformに加え、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureでも利用できる。
同社によれば、多くの作業で上位モデルの「Fable 5.1」と同等の性能を持ちながら、一般的なワークロードでの実行コストはOpus 5より40%低いという。API価格は100万トークンあたり入力4ドル、出力20ドルで、Opus 5から20%下がった。キャッシュ読み取りは0.2ドルと、60%安くなっている。
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同社が公表したベンチマークでは、エージェント型コーディングを測るTerminal-Bench 4.0で66.4%となり、Fable 5.1(55.8%)やOpenAIのGPT-6 Astra(57.9%)を上回った。一方、業務ワークフローのAutomationBenchと科学研究系のTerminal-Bench-Science 0.1では、GPT-6 Astraの方が高い。
安全面では、自動行動監査で同社の過去最高の結果となり、制約(boundaries)を回避しようとする試みはOpus 5やClaude Mythos 5.1より約85%少なかったとしている。また、thinking(思考)モードをオフにした状態では利用できなくなった。
同社はOpus 5.5を、CEOのダリオ・アモデイ氏がAI開発のペース調整を訴えてから初のリリースと位置付けている。同じ5.5世代の「Claude Sonnet 5.5」「Claude Haiku 5.5」も、今後数週間のうちに提供する予定だ。
●OpenAIもAIモデル「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」を投入
OpenAIは9月22日、AIモデル「GPT-6 Sol」と「GPT-6 Luna」を発表した。同月に先行して発表した最上位モデル「GPT-6 Astra」と同様の手法で学習し、Astraの成果を、より高速で安価なモデルに持ち込んだとしている。
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API価格は、GPT-5.6世代のプロモーション価格から50%引き下げた。100万トークンあたりで、GPT-6 Solは入力2ドル/出力10ドル(GPT-5.6 Solは4ドル/20ドル)、GPT-6 Lunaは入力0.1ドル/出力0.5ドル(GPT-5.6 Lunaは0.2ドル/1.2ドル)となる。
信頼性の面では、GPT-6 SolのミスがGPT-5.6 Solの約半分になり、Astraに近づいたとうたう。アラインメント評価でも両モデルがGPT-5.6世代から改善し、コーディング作業について誤解を招く主張をする割合が下がったとのことだ。
ベンチマークの比較対象には、主にAnthropicのモデルを挙げており、実務的なソフトウェア開発を測るDeepSWE v1.1では、GPT-6 Solが68.8%で、Claude Fable 5の69.9%と1.1ポイント差だった。1タスクあたりのコストは約80%低いとしている。業務ワークフローのAutomationBenchでは33.2%で、Claude Opus 5(26.9%)を9%のコストに抑えつつ上回ったという。
提供はChatGPT WorkとCodexで同日から始まり、対象はPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduの各ユーザーだ。FreeとGoのユーザーも、デスクトップアプリでGPT-6 Lunaを使える。ただし、「Chat」ではまだ利用できない。APIでは「gpt-6-sol」「gpt-6-luna」として提供する。
●SpaceXAIが「Grok 4.7」を発表
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SpaceXAIは9月21日、大規模言語モデルの新版「Grok 4.7」を公開した。コーディングや知識作業向けで、同社の中で最も高い性能を持つモデルと位置付けている。
Grok 4.6より大きな新しいベースモデルを採用している。より難易度の高いタスクの組み合わせに対して、より長時間の強化学習を実行してトレーニングされており、完了まで何時間もかかる問題に比重を置いているという。
これにより、難しいタスクにより長く取り組み、自分の作業をより慎重に確認するようになった他、文書やプレゼンテーションの作成も得意になったとのことだ。
料金と速度はGrok 4.6から据え置きで、100万トークンあたり入力2ドル/出力6ドルとなる。出力速度を2倍にした高速版も用意し、こちらは価格も2倍だ。
同社が公表したベンチマークでは、法務系のHarvey Legal Agent Benchmarkが19.6%で、比較対象のGPT-5.6 Sol(2.5%)やClaude Fable 5.1(6.7%)を上回った。一方、エージェント型コーディングのTerminal-Bench 4.0は37.6%で、Fable 5.1の57.9%とは差がある。CursorBench 4.0やDeepSWE v1.1でも、Fable 5.1やGPT-5.6 Solの方が高いスコアを示している。
安全対策は仕組みを一新した。拒否性能とジェイルブレイク耐性は同社がテストしたモデルの中で最も高く、自社のサイバー系ベンチマーク「HackerBench v0.3」では、危険なデュアルユースのプロンプトを通した割合が3.3%にとどまったという。
提供はCursorとGrok Buildで同日から始まった。Grok APIの他、他社のコーディング環境やモデルルーター、クラウドプラットフォーム経由でも利用できる。
●Microsoftが9月度のWindows非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開
Microsoftは9月22日、Windows 11向けに2026年9月の非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開した。Windows 11 26H1向けは「KB5124006」、25H2と24H2向けは「KB5124010」となる。
バージョン25H2向けの主な変更点は下記の通りだ。
・Copilotキーを右Ctrlキーかコンテキストメニューキーとして再マッピング可能に
・「設定」からのカメラロールのバックアップ機能を使うと、対象ユーザーは写真をOneDriveに保存できる
・Emoji 17.0に対応。「歪んだ顔」「ファイト クラウド」「毛むくじゃらの生き物」などの絵文字が加わり、既存の絵文字の一部もデザインを見直した
・エクスプローラーは、ダウンロードしたHTMLファイルには警告を確認した上でプレビューできる「とにかくプレビュー」ボタンが付き、PDFなどHTML以外のファイルは自動でプレビューされる。ホームは各セクションの展開・折りたたみの状態を記憶するようになった
・アプリを開いたときに自動で最大化する設定「アプリを最大化して開く」を追加
なお、24H2向けの非セキュリティプレビュー更新は今回が最後となる。24H2のHome/Proエディションは10月13日に更新の提供が終わるため、同社は25H2への更新を勧めている。
非セキュリティプレビュー更新プログラムは、月例のセキュリティ更新プログラムに先駆けて変更内容をプレビューする目的のものだ。適用は必須ではなく、オプションを有効にしていなければ自動でアップデートされない。アップデートしなかった場合、基本的には翌月のセキュリティ更新プログラムと同時に適用される。
●Googleが「Google Chrome 154」をリリース
Googleは9月22日、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新版「Chrome 154」を公開した。
このアップデートでは、108件のセキュリティ修正が行われている。このうち、深刻度が最も高い「Critical」は11件。内訳はバッファオーバーフローが4件、領域外書き込み(Out of bounds write)が3件、解放済みメモリの不正使用(Use after free)が4件だ。
脆弱性の対象は、グラフィックス処理を担うANGLEやGPU、WebGLといったコンポーネントが7件を占め、残りはServiceWorker、全画面表示、ダイアログ、広告フィルターの各機能に関連するものだった。なお、これらの脆弱(ぜいじゃく)性が既に悪用されているといった記述はない。
既にインストールされている場合は順次自動更新されるが、Chromeのメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選択することで、手動更新も可能だ。
●MetaがVRグラス「Meta VR Glasses」を発表 2027年春に1299ドルで発売予定
Metaは9月23日、メガネ型のVRデバイス「Meta VR Glasses」を発表した。2027年春に1299.99ドル(約20万5300円)で発売する。日本での発売については言及がない。
メガネ部分の重さは約100gで、Meta Quest 3の5分の1の軽さだという。メガネ側にはセンサーとディスプレイだけを載せ、処理やバッテリー、ストレージは光ケーブルでつないだ「パック」に分けた2ピース構成を取った。
パックはポケットやバッグにクリップで留めて使う。ヘッドストラップはなく、側面が開いていてパススルーカメラも備えるため、周囲の様子を把握しながら使えるとのことだ。
ディスプレイはマイクロOLEDを使った「5K Infinite Display」で、視野1度あたりの画素数は37。専用に開発した小型のパンケーキレンズを組み合わせ、Dolby Visionにも対応する。
フレームにはDolby Atmos対応の空間オーディオを組み込んだ。プロセッサはQualcommの「Snapdragon Reality Elite」で、パックのバッテリーは高解像度の映像を最大3時間連続で再生でき、45Wの急速充電に対応する。操作は音声、視線、ハンドジェスチャーで行い、コントローラーは不要だ。
用途としては、映像視聴、スポーツ観戦、仕事を前面に出している。VRデバイスとして初めてIMAX Enhancedの認証を取得した他、Disney+やHBO Maxなどの動画サービスも3D作品を用意する。スポーツ分野ではMLBやNBC Sports、TNT Sports、UFCなどと組み、年間100以上のライブイベントを没入型の映像で届けるという。仕事向けには複数の大型仮想画面を表示でき、机などの平らな面をキーボードやタッチパッドとして使える。
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