
他人の子どもとの接し方にも気を遣う現代だが、およそ20年前にもそうした難しさはあったようだ。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、現在成人している子どもたちが幼稚園に通っていた頃のエピソードを振り返る。当時営業職で平日休みが多かった男性は、積極的にお迎えに行き、園内で1時間ほど園児たちと遊んでいたという。
「自分の子供もよその子も関係なく、逆上がりを手伝ったり、工作を一緒にしたり、時には、鬼ごっこやサッカーなどで10人くらいはまとめて遊んでいました」
多くの母親からは「子供好きのいいお父さん」と好印象を持たれ、担任の先生からも「どちらが先生かわかりませんね〜」と言われていた。しかし、男性の知らないところで母親たちの間に摩擦が起きていたという。
きっかけは、夏場にはホットパンツにキャミソール姿でお迎えに来るような「ギャルママの代表」だというA君ママだ。彼女には、自分の子ども以外の面倒を見る男性の姿が異様に映ったらしい。(文:篠原みつき)
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「自分の子そっちのけでほかの家の子供と遊んでるっておかしくない?」
「私の知らないところで、『〇君パパってさ。自分の子そっちのけでほかの家の子供と遊んでるっておかしくない?』と話をされていたそうで、どうやら、『危ないほうの子供好き(○○コン)』『子供好きをアピールして先生やほかのママさんを狙ってる。』などなど、好き勝手言われていたようです」
そんなA君ママに立ち向かってくれたのが、当時の担任の先生と、別の園児のママだった。「自分の子供だけでなく幼稚園のほかの園児も関係なく平等に遊んでくれることは、当たり前のことじゃないし、本当にやさしいパパだから」と、だいぶかばってくれたという。
「妻ですら知らないところでバチバチだった」
余計な心配をかけまいと周囲が内緒にしていたため、男性がこの対立を知ったのは、庇ってくれたママ友の子と自分の子どもが中学を卒業する時のことだった。
「妻ですら知らないところでバチバチだったことを教えてくれました。しかも、この対立は結構広がり、当時のママさんは2つの派閥に分かれていたということでした。余計な心配をかけたくないからと内緒にしてくれていたみたいですが、気づいていなかった自分の鈍感さにも呆れます」
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男性は「いまは、迷子になっている子供に声をかけるのすらためらったり」という寂しい世の中になり、「よその子にやさしくするのはおかしいというA君ママの考えは、むしろ正しい考えになってしまっているのかもしれない」と思いを巡らせる。それでも、
「困っている子がいたら、適切な対応を考えて、子供の目線で助けてあげられる自分でい続けたい」
と前向きに結んでいる。
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