
同族経営の会社では、事業には直接関係のないはずのイベントに駆り出されることがあるようだ。投稿を寄せた40代男性は、今から10年近く前、知人男性の親が経営する老人ホームに勤務していた。
あるとき男性は、経営者からいきなり「お前、息子夫婦の結婚祝賀会の事務局をやれ」と命じられた。「当然、やる気ゼロ状態」だったというが、出欠のとりまとめやお礼状の作成などをさせられたという。(文:篠原みつき)
休み中に「今暇か。暇だったら今すぐ事務所に来い!」
結婚祝賀会は、よりによって会社のお盆休み中に行われたようだ。当日の午前中、男性が自室でのんびりと過ごしていたところに、知人男性、つまり新郎から電話がかかってきた。
「今暇か。暇だったら今すぐ事務所に来い!」
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男性は仕方なくスーツに着替えて事務所に向かい、受付で使う出席表や事務用品をまとめた。雨が降る中、会場に到着してからの祝賀会も、始まりから終わりまで「雰囲気がとてもお寒い状況だった」という。
「知人男性の友人席は4人いたが、知人男性の奥様の方は1人しかおらず。あとはほとんど知人男性の親族やらいつもお世話になっている企業の役員がズラリ」
どうやら前々から経営者に聞かされていた通り、この場は「息子を次期経営者にする」ことを発表するお披露目会も兼ねていたようだ。
「幸せのおすそ分けにしては、ずいぶんと安いものだなと思っていた」
しかしその割には、男性の目にはこんな違和感のある光景が飛び込んできた。
「終わり頃に知人男性夫婦が各テーブルを回り、挨拶をしていたが、そこで出されたのがなんと板チョコ!幸せのおすそ分けにしては、ずいぶんと安いものだなと思っていた」
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締めはなぜか全員でクラッカーを鳴らした。男性は「初めから終わりまで、貧相な結婚祝賀会だったことを思い出す」と書いている。なお、その老人ホームはその後、倒産したという。
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