【陸上】福部真子が悲願の金に涙「一番価値のあるメダル色」女子100m障害 日本人2人目

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2026年09月27日 23:22  日刊スポーツ

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女子100メートル障害で優勝し応援団に手を振る福部真子(撮影・滝沢徹郎)

<愛知・名古屋アジア大会:陸上>◇27日◇女子100メートル障害決勝◇パロマ瑞穂スタジアム


陸上女子100メートル障害決勝で元日本記録保持者の福部真子(30=日本建設工業)が、悲願の金メダルに輝いた。向かい風0・2メートル条件下の12秒74。同種目で1982年ニューデリー大会以来44年ぶりの金メダルを獲得した。日本記録(12秒60)を持つ中島ひとみ(31=長谷川体育施設)が0秒04遅れの12秒78で2位に続き、ワンツーフィニッシュ。男子110メートル障害決勝は村竹ラシッド(24=JAL)が13秒27(向かい風0・1メートル)で銀メダルだった。


   ◇   ◇   ◇


32年ぶりの国内開催の舞台で新旧日本記録の同士の戦いを制したのは、元記録保持者の福部だった。序盤で先頭に立つと、我慢強く先頭を守った。最後は中島の追い上げもあったが、100分の4秒差で逃げ切った。日本勢ではトップでのフィニッシュを確認すると、両手で顔を隠した。アジア大会優勝は1982年の秋元恵美さん以来2人目の快挙。「今まで自分が取ってきた中で一番価値のあるメダル色」。福部の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。


タイムは昨年の世界選手権東京大会では決勝進出には届かない。だが、6月の日本選手権2位だった福部にとっては大きな価値のある勝利となった。喜ぶ一方で、「実は今回のアジア大会で引退を考えていた」とも明かす。過去に組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病)と診断されたことをSNSで公表。高熱が続き、治療を経て練習を再開した際には、体重が3キロ減り、体調も万全ではないと明かしていた。


病と向き合いながらも理想とする練習量が積めず葛藤もした。指導者らと面談も重ねており、「来年1年休養をして五輪を目指す」のも選択肢に挙げた。それでも、中島らライバルと競り合ってきたことで手に入れたアジア金。「最大限引き出せたことが結果につながった」と実感を込めた。【泉光太郎】

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