イスラエル国歌斉唱の際には抗議のジェスチャー[写真]=Getty Images アイルランド代表は現地時間27日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2026/27のリーグBグループ3第2節でイスラエル代表と対戦。戦前から物議を醸した一戦では黒い喪章を着用し、試合前の恒例である握手を行わずに臨む異例の対応を見せた。スポーツメディア『ESPN』が伝えている。
アイルランドは2024年にパレスチナを正式に国家として承認。以降、イスラエルとの関係が急速に悪化。この試合に向けても、イスラエルによるガザでの軍事行動を理由に、アイルランド国内で対戦をボイコットすべきなど、多くの反発が巻き起こっていた。
とりわけ、アイルランドの控えGKギャビン・バズヌは「罪のない人々の殺害は間違っているという個人的な信念」を理由に、イスラエルとの2試合すべてをボイコットすることを決断。政治的な部分が注目を浴びるものとなっていた。
イスラエルのホームゲーム扱いも、両国の関係性を考慮しハンガリーのデブレツェンでの開催となったなか、試合前のイスラエル国歌斉唱中、アイルランドの選手たちは背中で手を組み、視線をピッチの芝生に落としていた。
また、キャプテンのダラ・オシェイも、試合前の打ち合わせのためにピッチ中央へ向かう際、背中でしっかりと手を組んだままだった。その後、審判団とは握手を交わしたものの、イスラエル代表キャプテンのマノル・ソロモンと握手しようとする動きは見せなかった。
肝心の試合は前半から攻勢を仕掛けたアイルランドが13分のトロイ・パロットの先制点を皮切りに、アダム・イダー、ジャック・モイランが畳みかけるゴールで前半30分までに3ゴールを奪取。最終的に3−0の快勝を収めた。
そんななか、3点目を決めたモイランはゴール後、黒い喪章にキスをして掲げ、続いてユニフォームのエンブレムにキスをするというパフォーマンスでイスラエルに対する抗議の意を表していた。
なお、両者のリターンマッチは10月4日に開催。ただ、前述の政治的な背景からアイルランドのホーム扱いとなる一戦は、セルビアのバチュカ・トポラでの開催となる。