
妊娠中の解熱鎮痛剤の服用による影響
9月23日、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学(スペイン)の研究チームは、「Developmental Medicine & Child Neurology」にて、妊娠中のアセトアミノフェン(パラセタモール)服用と子供の神経発達障害における因果関係を裏付ける確固たる疫学的証拠は存在しないと示した。
今回、解熱鎮痛剤の成分「パラセタモール(アセトアミノフェン)」の出生前曝露と子供の注意欠如・多動症(ASAD)ならびに自閉スペクトラム症(ASD)は因果関係が弱く、臨床的に適応がある場合、アセトアミノフェンは妊娠中の第一選択薬であると報告された。
妊娠中のアセトアミノフェン服用と子供の神経発達障害における因果関係
研究チームは、国際的なシステマティックレビュー「PROSPERO」を用いてアンブレラレビュー(複数のシステマティックレビューやメタ解析をまとめて俯瞰するレビュー)を行い、妊娠中のアセトアミノフェン服用と子供の神経発達障害における因果関係について検証した。
アセトアミノフェンの出生前曝露による神経発達障害リスクを評価したところ、妊娠中のアセトアミノフェン服用と子供の神経発達障害には弱い正の相関が認められた。
妊娠中のアセトアミノフェン服用は、子供の自閉スペクトラム症ならびに注意欠如・多動症の発症リスクに大きな影響を与えることはないといえる。
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妊娠中のアセトアミノフェン服用と子供の神経発達障害における因果関係を裏付ける確固たる疫学的証拠は確認できず、これまで方法論的限界にて過大評価されてきた可能性があると示唆される。
(画像はDevelopmental Medicine & Child Neurologyより)
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