
「決める人」でいれば、評価され、必要とされます。こっちの都合のいいように物事が進みやすくもなります。私はこれまで、そうやってこの地域の人を動かしてきました。ママ友たちと解散したあと、私はナカネさんに連絡しました。
私からのメッセージで引いてくれるかと思いきや……意外にもナカネさんは会うことを承諾してきました。もっとも急に反対意見をぶち込んでくる人だし、一筋縄ではいかないのは想定内です。私たちは喫茶店で会うことになりました。
ナカネさんとちゃんと話すのははじめてです。怒鳴ってきたりするようなタイプの人だったら面倒だなと思っていましたが、見た目はまともそうでした。受け答えも落ち着いていて、感情的になる様子もありませんでした。
しかし落ち着きすぎていて、どこか不気味さも感じます。落ち着いているということは、裏を返せばそれだけ「自分の考えに自信がある」ということ。まわりにいないタイプなので扱いづらいですが、リナのためにも上手くことを運びたいと思います。
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