【ソフトボール】44歳「鉄腕」上野由岐子、初登板で相手に先制点献上も…最少失点にまとめる

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2026年10月01日 17:00  日刊スポーツ

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上野由岐子(2026年8月撮影)

<愛知・名古屋アジア大会:ソフトボール:日本−台湾>◇1日◇予選ラウンド第6戦◇デンソーブライトペガサススタジアム


第6戦の台湾戦で、日本の上野由岐子投手(44=ビックカメラ高崎)が今大会初登板。0−0の3回表無死二塁から2番手でマウンドに上がった。前人未到の7連覇を目指すレジェンド右腕が、ついにベールを脱いだ。


投球練習時には内野だけでなく外野の3選手もマウンドに集まる異様な光景。上野を後押ししていた。


最初の打者を遊飛で1死。しかし、次打者に左前へはじかれる。1死一、三塁のピンチ。1ボール2ストライクからの低めの球が捕手のミットからこぼれ、先制点を許した。


続く二塁は外角の変化球で見逃しの三振。2死で迎えた右打者には三塁強襲の強打を浴びて再び一、三塁のピンチとなった。


それでも、鉄腕にはサングラス越しの笑顔がうつる。カウント1−1で二ゴロに打ち取って最少失点にまとめた。


8月の結団式では上野の言葉に、四半世紀の歩みの重みがこもっていた。


「7回もアジア大会に携われるとは思っていなかった。きっとこれが、最後のアジア大会になるという思いもある。だからこそ、悔いのない大会にしたい」


7月に44歳になった。28年ロサンゼルス五輪は目指すが、アジア舞台は今秋を区切りとするつもりだ。自ら進退を明かし、V7へ思いを込めた。


アジア大会は、20歳だった02年釜山大会から出場。そこから6大会連続で頂点へ導いた。その間には08年北京、21年東京の両五輪で金メダルを獲得。五輪の実施競技から外れた期間も、世界の第一線に立ち続けてきた。


「44歳を言い訳に練習はたくさん休ませてもらっている」と苦笑しつつ「年齢ができない理由にはならない。自分ができるか、できないか」と言い切る。


今季の国内のJDリーグでは投球回数こそ伸びていないが、19試合に登板した昨季は防御率1・42で10勝を挙げた。ともにリーグ3位の好成績。まだまだマウンドで戦い続けている。


前人未到の7連覇の先には、ロス五輪の頂点があることも信じている。


「アジアで負けるわけにはいかない。連覇のプレッシャーに負けていては世界一になれない。強さを見せる大会にしたい」


上野の集大成となる舞台が、いよいよ幕が開けた。


◆チーム状況 日本は9月26日のタイ戦から登場。8チーム総当たりの予選ラウンドは、前戦まで5連勝中だ。金メダルが懸かる10月3日の決勝に進むためには、予選ラウンドで2位以内に入る必要がある。

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