七瀬ふうり(提供写真)【モデルプレス=2026/10/01】映画『ルックバック』で、主人公・藤野の子ども時代を演じた七瀬ふうり(ななせ・ふうり/12)にインタビュー。本作で初めて俳優業に挑戦した七瀬が、撮影裏話や共演者・監督とのエピソード、俳優業への思いを語った。
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『チェンソーマン』『ファイアパンチ』などで知られる藤本タツキ氏による漫画『ルックバック』を、『万引き家族』『怪物』の是枝裕和監督によって実写映画化。漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野と、彼女に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めた京本。漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりを、ある日思いもよらない出来事が襲う。原作と同様に、小学生時代から始まるふたりの13年間の軌跡を、繊細かつみずみずしく描き出す。撮影は主に秋田県にかほ市で四季を通して行われ、春夏秋冬それぞれの風景が作品の中に刻まれた。藤野を出口夏希、京本を蒔田彩珠がW主演で演じ、2人の子ども時代を七瀬と岡田六花が担当する。
◆七瀬ふうり、雨のシーンの口笛は「自然とやってました」
―『ルックバック』の公開から数週間経ちましたが、周りからの反響や感想はありましたか?
七瀬:友達がすごく褒めてくれて。「すごく感動した」って言ってくれて嬉しかったです。他の友達も「絶対見に行くよ」「本当にすごいね、『ルックバック』」って褒めてくれるので、すごく嬉しいですし、誇らしいです(笑)。
―「このシーンが良かった」と、具体的に言われたりしますか?
七瀬:やっぱり田んぼ道のシーンですね。田んぼ道の雨のシーンがすごく良かったって言ってくれました。
― 口笛を吹きながらスキップしていく姿が印象的でした。あれは台本に書かれていたんですか?
七瀬:自然とやってました。 口笛とか、ハミングとか。最初に坂東さんの曲を聞いてハマっちゃって、撮影の合間とかにずっと歌ってました。
◆七瀬ふうり、母親役・野呂佳代に「ぐいぐい話しかけていきました」
― 今作は秋田で撮影されたそうですね。秋田ロケはいかがでしたか?秋田県には初めて行きましたか?
七瀬:初めて行きました。秋田は空気がおいしくて、自然を感じられるというか。あまり「めっちゃ自然」って感じのところに行かないので新鮮でした。 あと、ご飯がすごくおいしくて。由利牛がおいしかったです。すごくおいしくて、ずっと食べてました。
― お母さん役の野呂佳代さんとのシーンもすごく自然で、本当の親子のような空気感でした。猪突猛進な藤野を野呂さんが支えているような描写も印象的でしたが、現場ではどのようなコミュニケーションを取っていましたか?
七瀬:野呂ちゃんとは初めましてだったんですけど、私からぐいぐい話しかけていきました(笑)。野呂ちゃんっておもしろいからすぐに仲良くなって、おもちゃのボウリングとかラケットみたいなので一緒に遊んでました。
― 野呂さんのお芝居を見ていて「ここがすごい」と思ったところを教えてください。
七瀬:ほぼ全部です。どれも自然で、わからないところは監督にちゃんと相談してたりして。すごいなって思いました。
◆七瀬ふうり、岡田六花から影響受けたこと
― 京本とのシーンも、2人のいい関係性が伝わってきました。お芝居歴は岡田六花さんの方が長いですが、影響を受けた部分はありますか?
七瀬:影響というか、やりやすさがありました。やっぱり歴が長いのでカバーしてくれて。セリフを忘れてしまった時に六花ちゃんが私の分まで(セリフを)覚えててくれて、助けてくれました。すごく頼りにしていました。
― 岡田さんとは普段どのようなお話をしていますか?
七瀬:テストとか学校のお話をしています。あとは一緒に踊ったり、六花ちゃんと2人だけのジャンケンを作ったりしていました。
◆七瀬ふうり、是枝裕和監督の言葉で得た「素を出していいんだっていう安心感」
― 監督も巻き込んでコミュニケーションを取っていたと伺っております。
七瀬:はい。巻き込みました(笑)六花ちゃんと一緒に作ったジャンケンを監督も一緒にやってもらったりしました。海での撮影の合間でも、グリコでどんどん海の方に進んでいくっていうゲームをスタッフさんと六花ちゃんと監督と一緒にやりました。「監督も入るよー」とか言って、みんなで遊んでました!
― 是枝監督にかけられた言葉で印象に残っているものや、お芝居についての指示はありましたか?
七瀬:印象に残っている言葉は「むっち(現場での七瀬の愛称)の好きにしていいよ」という言葉です。緊張はしていなかったんですけど、その言葉でもっとやりやすくなって、自分の素を出していいんだっていう安心感がありました。セリフも変えていいよって言ってくれたので、少し変えてみたりして、とても楽しい撮影でした。
―「好きにしていいよ」と言われて、具体的に挑戦したシーンはありますか?
七瀬:やっぱり雨のシーンですね。あのシーンは藤野が盛り上がってるシーンなので動きとかも自分の好きなように回ってみたりして、セリフというよりは動きを自分なりに好きなようにしました。
◆七瀬ふうり、藤野と重なる部分「諦めちゃうタイプかもしれません」
― 改めて、藤野という役の魅力を七瀬さんなりにどう考えていますか?
七瀬:すごく自信家ですね。藤野は運動神経も良く、絵も上手で、何でもできるので自分に自信がある子だと思います。
― 藤野は自信家で、絵も上手でみんなからちやほやされて。ただ、京本という存在が現れた時の繊細さもあったと思います。七瀬さんご自身と似ている部分や「そこはわかるな」と感じるところはありますか?
七瀬:自分も負けたくなくて練習したけど、そこまでいけないってなったらやっぱり諦めちゃうところが似てるし、わかるなと思います。「これ以上努力したって叶わない」と思うと諦めちゃうタイプかもしれません。
― だからこそ、七瀬さんが演じたことで藤野がより魅力的に見えるのだと改めて感じました。
七瀬:ありがとうございます!
◆七瀬ふうり、初演技で俳優業に興味
―『ルックバック』が初めての撮影で、自分が出演した作品を観るのも初めてだったと思います。俳優というお仕事について、考えは変わりましたか?
七瀬:やる前は演技というものにそこまで興味を持っていなくて。でもこのお仕事っていろんな役を演じることができるから、新しいことを学べています。今回も漫画家を目指す子を演じてみて、すごく楽しさがありました。普段ドラマとか映画とかを見てても部屋をセットで作ってるっていうことも知らなくて。そういうところも面白いなって興味が湧きました。
― 絵の練習もたくさんしたと思いますが、楽しかったですか?
七瀬:楽しさもあり、大変さもありました。今では絵を描くことにすごくハマって、アニメキャラとかをずっと描いています。
― お芝居の面白さは、どんなところにあると思いますか?
七瀬:演じるキャラクターについて深く理解できたり、「こういう考え方もあるな」みたいに自分の考えが広がるところが面白いと思います。これからも続けていきたいと思っています。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆七瀬ふうり(ななせ・ふうり)プロフィール
2014年1月7日生まれ、兵庫県出身。スターダストプロモーション所属。特技は歌、口笛、絵を描くこと。趣味はスライム集め、ゲーム、作詞、アニメ。これまでにセイバン、DAIWA CYCLEの広告に出演。映画『ルックバック』で演技に初挑戦した。
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