
中学生になると、友人関係の悩みは複雑になるかもしれません。ママから見れば些細に思えることでも、本人にとっては学校生活を左右する大きな問題になっていることもあるでしょう。
『中学1年生の子どもが、班で動く学校行事を休みたいと言っています。理由を聞くと、班に仲の良い人がいないから行っても楽しくないと。本人が「今回休んだら次からは絶対に休まない。だからお願い」と懇願してきます』投稿者さんは、「これから先も同じようなことはあるはずだから行ってほしい」という気持ちと、「子どもの心を守りたい」という気持ちの間で揺れているそうです。
もっと深い理由があるのでは?
投稿者さんによると、その行事は校外学習。班ごとに交通機関を利用して市内を回り、お弁当も班のメンバーと食べるそうです。これに対してまず見られたのは、「理由をもう少し掘り下げたほうがいい」という声でした。
『仲の良い子がいないだけで、そこまでイヤがるだろうか。今回だけと念を押すほどイヤがるのは、別のイヤなことがあるのかなと感じる』単に気の合う友だちがいないだけではなく、班のなかに苦手な子やイヤな態度を取る子がいる可能性を心配する声もありました。
『人数合わせでグループに入れられたのでは』
『イヤミを言われたことがあるのかもしれない』
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『ただ仲良くないだけではなくて、感じ悪くしてくる子たちなのかも』表面的な理由の裏に、別の事情が隠れている可能性を指摘する人もいました。中学生はまだ自分の気持ちをうまく言葉にできないことがあります。「仲良しがいない」という言葉の奥に何があるのか、まずはじっくり話を聞いてみることが大切なのかもしれません。
いつも頑張っているなら休ませてもいい
投稿者さんによれば、子どもは普段はきちんと登校しており、不登校ではないようです。そのためママたちからは「今回は休ませてもいいのでは」という声も少なくありませんでした。
『毎日学校に行っているなら一日くらい休んでもいい』
『行程を見て、投稿者さんが同じ立場ならツラそうだなと思う感じなら休んでもいいのでは』あるママは、友だちが少なかったわが子を見守ってきた経験から、「学校行事で居心地の悪さを感じるツラさは想像できる」と語ります。
『今回だけと約束する』
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『次回は同じ理由で休まない』条件つきで認めるという意見もありました。ムリに参加させて心が疲弊してしまうよりも、一度立ち止まらせてあげることを優先したいと考えるママもいるようです。
今後のために行かせるべき?
一方で、「行かせたほうがいい」という意見も少なくありませんでした。その理由として挙げられたのが、人間関係を広げるチャンスになる可能性です。
『この行事がきっかけで仲良くなれるかもしれない』
『クラスになじむための行事なのでは』
『休むのはもったいないね。その行事が終わったら、他はもっと仲良くなっていて、余計に輪に入りにくくなるかも』
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『イヤなことを避け続ける癖がつくかもしれない。それでも、それなりにすごせるようになれるために行きなさい』行かせることも親としては心配かもしれません。それでも背中を押したほうがいいとママたちは言います。とくに校外学習は遊びではなく学習活動の一環です。
『仲良し同士で楽しむイベントではなく、協力して課題を達成することも学びのひとつ』学習に専念すればいいとの意見です。
休ませるなら……
またママたちは、「休ませるかどうかだけではなく、その後の対応が大切」と言います。
『休ませる方向で動くのと同時に、スクールカウンセラーに話をしておくといい。学校での様子を確認してもらう』もし班のなかでなにかトラブルが起きているのであれば、保護者だけでは把握できないこともあります。学校側と連携することで、子どもが置かれている状況を客観的に知ることができるかもしれません。
正解はひとつではないからこそ
今回の相談には、「休ませるべき」「行かせるべき」の両方の意見が寄せられました。どちらにも納得できる理由があり、簡単に正解を出せる問題ではありません。ただ共通していたのは、「まずは子どもの気持ちをしっかり聞いてほしい」という点でした。
ママとしては社会性を身につけてほしいと思う一方で、わが子が苦しんでいる姿を見るのはツライものです。大切なのは、休ませるか行かせるかという結果だけではなく、その決断に至るまで親子でしっかり向き合うことなのかもしれません。
文・岡さきの 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
