アジア競技大会決勝で日本を下した韓国 [写真]=Getty Images 韓国政府がアスリートに対する兵役免除制度の見直しを検討しているようだ。7日、イギリスメディア『BBC』やスポーツ専門メディア『アスレティック』が伝えている。
韓国では、健康的な男性は28歳になるまでに18カ月から21カ月の兵役義務を負うこととなっている。一方、スポーツや芸術分野で優れた功績を残した場合に免除を求める制度も設けられており、オリンピックのメダリストやアジア競技大会の優勝者もその対象に。先日まで開催されていた第20回アジア競技大会決勝で、大岩剛監督率いるU−21日本代表を下したU−23韓国代表の選手たちも、兵役義務が免除されることとなった。
しかし、大会4連覇という偉業とは裏腹に、国内では一部選手たちの言動に冷ややかな視線が注がれているようだ。キャプテンのイ・ギヒョクは決勝戦直後のインタビューにて入隊を間近に控えていたことを明かしつつ、「兵役には行かない」と発言。また、本当の報酬はメダルではなく兵役免除だと語ったヤン・ミンヒョクや、兵役免除を示す帽子を被った姿をSNSに投稿したパク・スンスも批判を浴びているようだ。3選手は後に自らの言動を謝罪している。
国内で反発と議論が巻き起こる中、韓国政府で文化体育観光部長官を務めるチェ・フィヨン氏は、公聴会にて兵役免除制度の見直しを行うと表明。イ・ギヒョクの発言を「極めて未熟」と批判しつつ、次のように語ったという。
「確かに、この制度は優れた芸術家やアスリートが能力を維持、向上させるのに貢献してきた。しかし、公平性に対する価値観や兵役に対する世間の認識は変化している。この制度を改めて包括的に見直すべきだという意見に賛成する」
また、与党「共に民主党」の政治家も、U−23韓国代表選手の言動について「若者に深刻な不公平感を与えた」と述べているようだ。
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