警視庁本部=東京都千代田区 ガス給湯器の点検で「不完全燃焼していて危険だ」などとうそを言い、機器交換代金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は9日までに、詐欺容疑などで、リフォーム会社「大安設備」(東京)の実質的経営者、糠信秀企容疑者(36)=東京都八王子市寺町=ら8人を逮捕した。法人としての同社についても特定商取引法違反容疑で書類送検した。同課は認否を明らかにしていない。
同課によると、糠信容疑者らは高齢者宅を狙って訪問の約束を取り付けて、営業。2023年以降、給湯器の点検商法で約7600件契約し、約22億円を売り上げたとみられる。今年1月までの1年間の売り上げは19都府県で約8億5000万円に上り、契約者の9割が70歳以上だった。視覚障害者や認知症の疑いのある高齢者から取り付けた契約も数十件確認されており、同課が詳しく調べている。
逮捕容疑は昨年6月、東京都府中市の70代男性宅を訪れ、法定基準がないのに「一酸化炭素が基準の7倍以上出ている」などと言ってガス給湯器を交換させ、代金56万4300円をだまし取るなどした疑い。