
会ったことのないお兄ちゃんを交通事故で亡くしてから10年。大分市に住む小学生の妹が1冊の絵本を完成させました。本には切なる願いが込められています。
竹山明里ちゃん
「わたしのおにいちゃんはてをあげて、どうろをわたっていました。でもスピードをだしてよそみうんてんのおじさんのくるまにひかれて、しんでしまいました」
交通安全の絵本を朗読する大分市の小学3年生・竹山明里ちゃん。明里ちゃんがお母さんと一緒に手作りした絵本です。
竹山明里ちゃん
「こんな子がいるんだよって知ってもらいたい」
明里ちゃんには一度も会ったことがないお兄ちゃんがいます。明里ちゃんが生まれる前の2016年3月、自宅前で兄の沓里くんは車にはねられ、4歳で亡くなりました。
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竹山明里ちゃん(2024年)
「優しそうなお兄ちゃんだと思う」
昔から絵を描くことが大好きな明里ちゃん。小学1年生の時に書いた作文をもとに2か月かけて絵本を仕上げました。
「右と左、よく見てね」
事故から10年。明里ちゃんは毎朝、交通指導員の両親と通学路に立ち、事故防止を呼びかけ続けています。活動を終えると学校へ。
「横断歩道を渡るときは、ちゃんと手をあげて右左を見て渡ろうと思う」
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「先生、お手伝いに来ました」
「1年生に本を読んであげて」
この日、明里ちゃんは先生から突然、読み聞かせを頼まれました。
父 竹山武志さん
「絵本が世の中のために、ちょっとでも役に立ってくれれば、沓里くんの魂も浮かばれる」
竹山明里ちゃん
「手をあげて横断歩道を渡ってくれたらいい。スピードを出さないでほしいし、前を見て運転してほしい」
絵本『てをあげておうだんほどうをわたりましょう!』。事故がなくなってほしいという願いとともに、一度も会えなかった兄への真っ直ぐな思いが綴られています。
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竹山明里ちゃん
「あいたかったのにおにいちゃんにはあえません。100ねんご、あいにいきます。それまでこうつうあんぜんをして、まいにちてをあげておうだんほどうをわたります」

