
アメリカの中間選挙まであと3週間。トランプ大統領はAIの運用に欠かせない「データセンター」の建設を推し進めていますが、ここにきて、その「データセンター」が中間選挙の争点に急浮上しています。
ALERIFY社 コハノフスキCEO
「(一次認証に続いて)各人のコードを入力します」
アプリでの認証と数字入力による二重ロックの扉を2回通過した、その先には…
記者
「データセンターの中心部です。サーバーがずらっと並んでいます」
東部ペンシルベニア州にあるこのデータセンターでは、企業や病院などの顧客のデータを厳重に保管。高速通信を通じた安定的なデータアクセスを提供しています。
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アメリカではいま、AIとともにこうしたデータセンターの需要が急増。なかでも、最新のAIに対応し膨大なデータを高速で扱える最新鋭機器を備えた「ハイパースケール・データセンター」と呼ばれる大規模施設の建設が各地で進んでいます。
それを後押ししているのが、この人。
アメリカ トランプ大統領(8月)
「私が市長や州知事ならば、AIプラントやデータセンターの誘致を間違いなく望む。雇用は膨大だし、給与や税収がとてつもないからだ」
トランプ大統領はデータセンターを「金の卵を産むガチョウ」と呼び、経済政策として建設を推進。「中国との競争に勝つ」ために必要不可欠だと強調しています。
しかし、大規模施設の建設が相次いで計画されているペンシルベニア州では反対の声が高まっています。
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「NO データセンター!」
住民たちは、データセンターで電力や水を大量に使用することによる電気代高騰と環境悪化を懸念するとともに、AIそのものの安全性にも不安を感じているといいます。
アメリカメディアは、下院選で接戦が予想される69選挙区のうち40選挙区でデータセンターの建設工事や計画があり、中間選挙の争点の一つになっていると報じています。
抗議集会の参加者
「中間選挙の争点になっている理由は、国民のデータセンター建設への憤りです」
「いまアメリカで労働者を一つにするものがあるなら“データセンターへの反対”です」
ペンシルベニア州では、かつて経済の中心だった鉄鋼などの製造業が衰退。データセンターが経済振興の大きな切り札となっていて、州都では住宅地に近接する2か所で大規模センターの建設が計画されています。
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事業者が開いた住民説明会では。
住民
「どの程度の騒音が予想されるか。排水設備はかなりの音か」
データセンターの担当者
「経験から言うと、設備があることも気づかないくらいです」
住民
「説明を信じないわけではないが(建設の)メリットがデメリットを上回るとは思えません」
世論調査では、共和党支持者、民主党支持者とも「地元での建設」に反対が6割を超えるデータセンター。AI推進の経済政策か、それとも市民生活への影響か。中間選挙の投票行動にどのような影響を与えるのでしょうか。

