
社会人になった際、上司から「報連相(ほうれんそう)」の大切さを説かれた人も多いでしょう。報告・連絡・相談がしっかりしていれば組織内のコミュニケーションが活発になり、業務がスムーズに進みます。仕事のスピード感を重視する現在では「時代遅れ」などと言われることもあるようですが、それでもやはりメリットは多くあるように思えます。
報告がほしいのに、いつもスルー。求める私がおかしいの?
荷物を送っても「届きました」の報告が毎回来ない。ママスタコミュニティにそんな投稿がありました。受け取りの報告をして来ないのは、投稿者のお母さん。仕事のシーンだけでなく家族間での報告も、大事であるのは同じはずですが……。
『荷物やチケット代などのお金を送っても、何も報告が来ない。「明日届くから」などと事前に伝えたときに「わかった」と言われているので、おかしいことではないのかな。「ありがとう」でなくてもせめて「受け取った」とか、最低限の報告があってもいいのに。そう考える私は恩着せがましいかな』できるなら、感謝の言葉がほしい様子の投稿者さん。「最低限の報告だけでも」と譲歩していますが、それさえないことが不満のようです。家族ならこうした感覚は似たものがありそうですが、そうとも限らないわけです。
『既読無視にムカつく人と同じだね。送ったことで満足しておきなよ』届いたなかには、報告を求めることを煩わしく感じる方からのコメントもありました。
既読無視も同じく、されたほうは物足りなく感じそうな行為です。どんなに多忙でも少し時間を置けば、何かしらのリアクションはできそうなもの。せめてスタンプのひとつでも送られてくれば、まったく気分が違います。たまの既読無視ならスルーできても、毎回では今後のつきあいも考えてしまいそうです。
『もう金輪際、送らなくていいよ』
|
|
|
|
今さら気づいた親子の性格の違い?
『恩着せがましいうんぬんではなく、マメかマメじゃないか。気が利くが利かないかの違いじゃない?』性格の違いを指摘したコメントもありました。投稿者のお母さんは、もともと連絡を億劫に思うタイプでしょうか。娘ならそのあたりはとっくにわかっていてよさそうなものですが、今さらながら気づいたということでしょうか。
『そういう連絡は大切。社会人としての「報連相」です。「きちんと送金できたか気になるから、連絡して」と伝えればいいのでは』性格以前に、社会人としてのマナーがなっていないと考えるコメントもありました。その他にも「実母さんが『本当はいらないのに』と思ってるとか?」といった想像や、「本人は連絡したつもりじゃない? 軽い認知症のはじまりかも」などと心配する声も……。
いずれにしても事前に送ることを伝えたとき、「届いたら連絡してね」と念押ししておくのが、まず最初にできる対策です。
『郵便事故もあるだろうし、宅配物の窃盗もあるのに』
|
|
|
|
受け取った側は電話で「届いたよ」と伝えるしかなかった昔と違い、現代はメールやLINEもあります。文字を打つのさえ面倒なら、お母さんに「届いたよ」の文字入りスタンプをプレゼントしてみるのも一案です。
根底にあるのは甘えかも。親孝行と割り切れたらいいけど
『祖母の妹が同じ。姉である祖母は「受け取った相手に連絡をするのは礼儀」と言う。でも妹は「受け取ったのだから、それでいい」という考えらしい。祖母も事前に「送るよ」と連絡をするからね』投稿者さんもそうですが、事前に「送ります」と予告をしていることが、報告してこない理由のようです。試しに一度予告なしで送り、その反応を確認してみることをすすめるコメントもいくつかありました。
『私の母からも、ほとんどない。でも気にしていないよ。投稿者さんと同じで、事前に予告はしているから。大切な物で確認したいときは、私から連絡して聞く』すでに“そういう人”として、慣れっこになっている方もいました。事前予告もして荷物を送り、さらに事後確認までこちらがする。「わざわざ送ってあげているのに、なぜそこまで私がしなくちゃいけないの」と考えれば腹が立つかもしれませんが、それも含めての親孝行と割り切るのはいかがでしょう。
『投稿者さんには申し訳ないけど、そういうことをないがしろにする親は、子どもを軽んじていると思う』
|
|
|
|
とはいえ、手間をかけている側が報告を求めるなら、「してもらう」側はそれに対応するのがマナーでは。いくら多少の甘えが許される家族でも、報告は相手への思いやりでもあります。投稿者のお母さんがそこに気づいていないのなら、「届いたか心配なので、報告をして」と事前に伝えておきましょう。それでも改善されないなら、いっそもう送らないことにする。お母さんにしてあげたい気持ちと今のモヤモヤ、どちらが重いかを天秤にかけてみてはいかがでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・有村実歩 イラスト・猫田カヨ
