入学金・授業料…入学するのにいくらかかる?

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2013年02月08日 12:10  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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大学の合格が決まったら、期日までに入学手続きをしなければならない。この手続きは入学金や授業料、施設費、実習費などの「初年度納付金」を大学に支払うもので、その完了によって晴れて志望大学への入学が決まることになる。 初年度納付金の額は、大学の種類によって大きく異なる。 大学種別 初年度納付金のめやす (http://journal.shingakunet.com/money/2338/attachment/0000000135/) 国立大は、1年分の授業料と入学料、合わせて81万7800円が標準額(国が省令で定めた額)。大学ごとに多少の差はあり、別途施設費や実習費などを求められる場合があるものの、比較的安価で済む。 また、公立大も比較的費用を抑えやすい。特に、大学が位置する地域出身者を優遇する制度が設けられていることが多く、この制度を利用したときの平均初年度納付金額は76万8316円だ。 私立大は、学部によって大きく差が出る。文・法・商など文科系学部であれば、115万5405円が平均額。次に家政・芸術・体育・保健系学部、理・工・薬などの理科系学部が続き、文科系に比べると30万円強高額になっている。医学部や歯学部は約480万円にもなるため、志望する人は「費用をどう工面するか」といった経済的な相談を保護者としておこう。 さて、この手続きの際に注意すべき点は、いったんお金を払い込んでしまうと入学を取りやめても全額戻ってこないケースが多いこと。例えば「A校の入学手続きを済ませたけど、やっぱりB校に行きたい」となると、A校に払った入学金は戻らず、さらにB校の初年度納付金を支払わなければならなくなるのだ。 この二重支払いを避けるには、本命校の合格発表のあとに併願校の入学手続きの締め切り期日がくるよう、受験スケジュールを組むことが大切。そうすれば本命校の合否がわかってから併願校の入学手続きを進められるため、初年度納付金の支払いは入学するほうの学校だけで済む。 受験を検討している大学については、初年度納付金額をはじめ、入試・合格発表の日程、入学手続きの締め切り期日を早めに確認し、理想的なスケジュールで受験に臨もう。 出典:国立大=標準額、公立大=文部科学省「平成23年度学生納付金調査結果」、私立大・私立短期大学=文部科学省「平成23年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果」

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