飼い猫が窓の外を見ているとき、ふだんは聞かないような鳴き声を出していることはないでしょうか。今回はその不思議な鳴き声の理由と、謎について迫ってみましょう。
■不思議な声は感情の表れ
猫にとって窓から見える景色は縄張りの一部なので、本能的に観察して問題がないかをチェックしています。野生の名残で、外に気になるものを見つければ気になってテンションが上がったり、警戒したりすることがあります。
これが不思議な鳴き声の理由といわれています。
「ケケケケ」若しくは「カカカカッ」などの歯をはじいて鳴らすような鳴き声は、鳥など狩りに適した獲物を見つけた場合に出す鳴き声です。頭の中で狩りをイメージしながらテンションが上がっている状態と考えると良いでしょう。
このときに人間が触れようとすると、攻撃される可能性がありますから御注意を。また個体差があるので、すべての子が鳴くとは限りません。
■ほかの変わった鳴き方
外にほかの猫を見つけた場合にも反応します。この場合は「ケケケケ」ではなく、興味や友好的、警戒を表す鳴き方になります。叫び声のようなうなり声のような、ものすごく大きな声になることも。
鳴き声がふだんと違うと感じたら注意深く様子を見てみましょう。
■家の中で「ケケケケ」と鳴く場合
まれに外を見ていなくても同じ鳴き声を出すことがあります。「ケケケケ」の場合は家の中に虫が入り込んで飛んでいる場合や、鳴き方そのものが癖になっていたりする可能性も。換気目的で窓を開けた場合、景色が見えなくても外のニオイで反応することがあります。
猫にとって外を見る時間は楽しみのひとつ。この行動を制限してしまうとストレスがたまってしまうため、不思議な鳴き声は個性のひとつとして大目に見てあげると良いでしょう。
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