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猫がある日ふっといなくなったまま、姿を消して二度と戻ってこない…こんな寂しい経験をしたことのある飼い主さんもいるはず。「猫は死ぬときに姿を消す」などと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?今回は「猫が姿を消す謎」に迫りたいと思います。
■猫が姿を消す理由
最近は家の中だけで飼われることも多い猫ですが、外飼いの猫もまだまだたくさんいます。
そんな猫たちですが、ある日突然家を出ていったきり何日も戻らない…。心配していたら、結構な日数の後にひょっこり帰ってきた、何ていう話も耳にします。
猫が姿を消す理由で、一番に挙げられるのは実は「体調不良」。人間でも、体調が悪い時は静かな場所でゆっくり眠りたいと思いますよね。それは猫も同じです。ほかの猫や人間に見られない場所を選んで、じっくり休んでいるのです。余分な体力を使わずにじっとしていると、動物の持つ自己治癒力を高めることができると言われています。体力の消耗を防ぎながら、必死に回復を目指しているんですね。
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また、体調が悪いと、ほかの猫や動物に攻撃された時に応戦できない可能性があります。誰にも見つからない場所に隠れるのは自分自身の身を守ることでもあるのです。
■戻るか戻らないか…
しかし、そうした「静養」から戻ってくる猫と戻ってこない猫がいます。しっかりと休養をしたのちに回復した猫は、飼い主に「もう、どこに行ってたの?」などと言われながらも現役に復帰。再び元の生活に戻ります。
そして帰ってこなかった猫はというと、体を休めて回復に努めたにも関わらず、最後は体力が戻らずこの世を去ってしまった可能性が…。こうした背景があるからこそ、結果的に「猫は死期を悟るといなくなる」という俗説が成立してしまったわけです。しかし、死を覚悟したからいなくなったのではなく、猫自身は最後の最後まで必死に生きようとしていたのです。
(ファナティック)
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