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外を歩いていると犬をお散歩させている人をよく見かけますが、猫の散歩は余り見かけません。しかし、愛猫をお散歩させてあげたいと思っている飼い主さんも少なくないようです。猫を散歩させる必要はあるのか、もし散歩させる場合はどんなことに気をつけるべきなのかをご紹介します。(今回は、便宜上完全室内飼いの猫であることを前提にいたします)。
■散歩は必須ではない
まず、猫を散歩させる「必要」があるかどうかですが、結論からいえば、猫を健康に育てるための必須条件ではないといえるでしょう。多くの「猫の飼い方」の本にも、散歩のさせ方などの項目はほとんどありません。
ただし、最近では震災が万が一あった際、きちんとリードをつけて飼い主と避難できるよう練習するという猫飼いさんもいらっしゃいます。そうした訓練の意味では、やっておいても損はないといえるでしょう。
■毎日できるかを考える
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しかしながら、単純に「楽しみ」として猫に散歩を覚えさせる場合、一つ注意があります。それは、猫は一度外の楽しさを覚えると、いつでも行きたくなってしまうということです。昨日は行けたのに今日は行けないという事が猫には理解できません。飼い主さん側の都合で散歩に行けない日が続くと猫にとってストレスになることも。
ですから、外でストレスを発散させてあげるつもりが、外に出られないことが逆に猫のストレスになってしまう場合もあることを覚えておく必要があります。
■猫はパニックになりやすい
では、「毎日、猫が行きたいときに散歩に連れ出すことができる!」という場合、どんなことに注意が必要なのでしょうか。それは、猫がパニックにならないよう注意を払うことです。
多くの飼い主さんに心当たりがあると思いますが、猫は非常に慎重な動物です。それゆえに、突然の出来事にパニックになってしまうこともしばしば…。大きな音や突然飛び出してくるものに対して激しく動揺して、その場から逃走しようとします。
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そのため、猫用のリードは必要不可欠です。首にはめるタイプだと、不意の動きで首が絞まってしまう可能性もありますので、胴体に着せるタイプのリードを用意しましょう。
■散歩する道を選ぶ
先ほどの注意点に付随するかもしれませんが、猫は急に思いがけない力で走り出したり、たとえリードをしていても、飼い主さんがついうっかり手を離してしまう可能性もあります。交通量の多い道ではそのまま車道に飛び出してしまい、自転車や車と接触してしまうこともあるかもしれません。
かわいい飼い猫の命を危険にさらしてしまうことにもなりかねませんので、散歩する道ではできるだけ車や自転車の少ない道を選ぶようにしましょう。
(ファナティック)
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