限定公開( 591 )
猫は顔の大きさで強さが決まるって話、どこかで聞いたことありませんか。そもそも同じネコ科のライオンは、たてがみを大きく見せることで敵を威嚇しメスから支持を集めるそうです。それは厳しい猫社会に生きるオス猫にとっても何ら変わりのない話と言えるのです。
■猫の顔の大きさには法則がある!?
猫は基本的にメスよりオスの方が顔が大きいと言われています。その理由は単純で、オスの方が頬の肉が厚いから。猫はオス同士喧嘩をすることが多いので、首や肩の皮膚が厚ければ急所へのかみ付きやひっかき攻撃から身を守ることができます。さらには顔が大きいと身体も大きいのではないかと相手に錯覚させることもできるのです。
■ハッタリをかますための重要な役割
猫社会において、飼い猫より野良猫の方が顔が大きく育つようです。野良猫が厳しい猫社会を生き抜くためにも、顔の大きさはとっても重要です。柔らかく小さかった子猫が成猫になる過程において、骨格がしっかりして体格が大きくなります。また、縄張り争いにも備えて頬の皮が厚くなっていきます。
|
|
■環境の違いは顔の大きさに反映する
飼い猫が性成熟を向かえる生後6カ月より前に去勢手術をすると、顔があまり大きくならないと言われています。確かに子猫の内から家猫として育つことで、本来頻繁に出会うであろう敵に遭遇することもありません。
また、縄張り争いに奮闘しなくても良いので性格はおっとり型に変化していくようです。顔は小さく中性的になり、表情にはあどけなさが残るとも言われています。去勢後に性格そのものが大きく変わることはありませんが、性ホルモンに関係する行動が減るので攻撃性が和らいだり、縄張り意識からくるスプレー行為が収まると言われています。
(ファナティック)
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Mynavi Corporation Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。