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あなたは内心「子どもは親の言うことを素直に聞いて、親の価値観で生きることが一番!」なんて思っていませんか?
または、自分の子どもに「つべこべ言わずにこれをやりなさい」「いいからこれにしなさい」などと、自分の考えや行動を押し付けていませんか?
このように子どもを黙らせていると、だんだん自分の意見を言わなくなってしまいます。すると、だんだん心の中で不満を溜め込むようになり、「何を言っても無駄」と無力感を持ち始めます。
これは下手をすると、人生そのものに無気力になってしまうので、非常に危険です! 子どもの幸せを考えるのであれば、自分で考える子、自分で行動する子にしてあげることが最も重要。
そのために親は、どうすればいいと思いますか? 教育評論家・親野智可等さんの著書『どんな子どもでもぐんぐんやる気が育つ親の力』には、子どもの自主性・主体性を養うコツがつまっています!
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そこで今回は、この書籍の中から3つのコツをご紹介します。
■1:やりたいことは人の迷惑にならない範囲でやらせてあげる
親野さんは、「小さい子どもはとくに、やりたいことをやらせると自主性の育ち方が違う」と言います。理由は、達成感を積み重ねることが自主性と主体性を身に付けるために大事なことだから。
逆に、何でも「ダメ!」と言ってばかりだと、子どものやる気はしぼんでしまうそうです。大人でもこんなこと言われたら、やる気がなくなりますよね。
そのため、子どもが主体的にやりたいと思っていることは気持ちを尊重してあげて、迷惑のかからない範囲でやらせてあげましょう。
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■2:子どもを観察して興味のあることを伸ばしていく
そして、子どもが興味を持っていることは、思いきり伸ばすために、親が目いっぱい手助けしてあげてください。親が応援してあげることで、子どもはどんどん好きなことを深めていくことができるようになるものなのです。
例え将来に結び付かなくても、学んで得たことは子どもの大きな財産になります。子どもの好きなことは、資金力と情報収集力と知恵を最大限に活かして、バックアップしていきましょう。
■3:矯正ではなく紹介・推薦・説得を大事にする
さらに、子どもの興味や意欲を広げていくきっかけを作るために、「こういうものもあるよ」と紹介したり、「これいいと思うよ」と推薦したりしてください。場合によっては、説得もしてみましょう。
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子どもが知らないものでも、向いているものや役立つものはたくさんあります。知らないままで終わったり、食わず嫌いで終わったりしては、大変もったいないです。
試しにやってみたら“はまる”ということもあります。もちろん、絶対に強制にはならないように、紹介・推薦・説得をしてあげてください。
もちろん、極端な行動は逆効果になるので厳禁です。臨機応変に、上記3つのコツを心がけるだけで、子どもは自らの力を信じて何事にも積極的に取り組んでいきます。
子どもを自立させよう、自分で選べる子にしようと思っているなら、試してみませんか?
また、『どんな子どもでもぐんぐんやる気が育つ親の力』には、他にも「なるほど!」と勉強になる情報が満載です。こちらもぜひ一度、読んで参考にしてみてください!
【参考】
※ 親野智可等(2012)『どんな子どもでもぐんぐんやる気が育つ親の力』 あさ出版
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