J1昇格プレーオフ決勝が8日に行われ、今季のJ2で3位だった京都サンガF.C.と4位だった徳島ヴォルティスが対戦した。
国立競技場で行われた一戦は、序盤から京都ペースで試合が進む。しかし、得点が生まれずにいると、39分に徳島が先制点を奪う。右CKから千代反田充がヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らした。
均衡が破られると、先制直後の43分にも徳島が加点。自陣からのロングボールを高崎寛之が頭で逸らし、最後はディフェンスラインを抜け出した津田知宏が右足のダイレクトシュートを蹴り込んだ。
2点差で後半を迎えると、リードしている徳島が攻勢をかけた。一方、追いかける京都は、64分に三平和司と原一樹を投入して得点を狙う。79分に原の放ったボレーシュートは、ゴールライン上のDFにクリアされて、ゴールとはならなかった。
終盤に入ると、ビハインドを負う京都が猛攻を仕掛けたが、徳島の守備は最後まで崩れずにタイムアップを迎えた。2−0で勝利を収めた徳島が、四国勢初となるJ1昇格を決めた。一方、京都は2010年以来のJ1復帰とはならなかった。