ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が14日に行われ、グループCではコートジボワール代表と日本代表が対戦した。
日本は本田圭佑のゴールで先制したものの、後半に入りディディエ・ドログバを投入したコートジボワールの圧力に屈し、1─2の逆転負けとなった。
単なる1点差負けという結果以上に、先制点の時間帯以外はまったく良いところがなかった戦いぶりに、解説者のセルジオ越後氏は次のように語った。
「4年間やろうとしてきたサッカーがボロボロになってしまった。そんな印象だ。23人のメンバー選考も含め、守備よりも攻撃に重きを置くスタイルを貫くはずが、蓋を開けてみれば、相手の圧力に屈し、まるで4年前の南アフリカ大会の時のような守備的なサッカーになっていた」
「監督の采配にも疑問符はたくさんつく。攻撃においても、守備においても出来が悪かった香川をなぜあの時間まで引っ張ったのか。終盤には捨てたはずのパワープレーまで選択した。そこまで追い込まれる必要があったのか。この4年間を自ら否定するかのような采配だ」
「やろうとしているサッカーを貫く以外に、このチームに選択肢はない。そういうチーム作りをしてきたのだからしょうがない。ギリシャ戦はリスクを冒して出ていってほしいね。引き分けなら敗退間違いなし、勝ち点3以外意味がないのだから」