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可愛い飼い猫の「ニャー」という声に、振り向いてビックリ。猫が思わぬ「獲物」を持ち帰ってきた、なんて経験はありませんか?なぜか自信満々で、獲物を見せてくれる猫ですが……飼い主としてはご遠慮申し上げたいことも。猫の行動に隠された秘密に迫ります。
■愛情の証
まずよく耳にするのが、「猫が獲物を持ち帰るのは、飼い主への愛情の証」だという説です。猫はもともと、狩りをする生き物です。獲物をしとめるのは、もちろん自身の生存のため。その本能は、人に飼われ餌をもらうようになった今でも変わりません。つまり猫が獲物を持ち帰るのは、飼い主にも分け与えるためだと考えられます。普段自分のことを可愛がってくれる飼い主への、猫からの最大の愛情表現なのかもしれません。
■褒めて欲しい
獲物を持ち帰る猫の中には、非常に自慢げな顔をしている猫もいます。こんな猫は、飼い主がちゃんと成果を見てくれるまで、満足しないことも多いもの。これは、「ちゃんと狩りができたよ」と報告しているためだという説もあります。
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思わぬ獲物を目にすると、「なんでこんなものを……」と思ってしまう飼い主さんも多いことでしょう。そうした気持ちをこらえ、ちゃんと褒めてあげることで、より良い関係を築けることでしょう。
■人間は狩りをしない?
最後に紹介するのは、上二つとは少々風向きの異なる説です。猫にとって狩りをすることは、ごく当たり前のこと。しかし飼い猫にとってもっとも身近な存在である人間(飼い主)は、それをしようとしません。猫にとって、これは全く理解できないこと。「そうか。コイツは狩りの仕方を知らないんだな」と思っている可能性があります。特に子育て中の母猫には、子猫に狩りを教える習性が備わっています。
もしも猫が半殺しにした獲物を生きたまま持ち帰ってくるのであれば、「狩りができないどうしようもない子」に、「狩りとは、こうして行うのよ」と教えてくれている可能性が高いと言えます。
狩りを得意とする猫からは、人間は少々頼りない存在のよう。もしかしたら、自分が取ってきた獲物を見せることで「お前も頑張れよ」と励ましてくれているのかもしれません。それを「猫からの愛情」と捉え、「すごいね〜」と褒めているだけだと……猫にあきれられる可能性も、高いと言えそうです。
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猫が獲物を持ち帰る理由はいかがでしたか?自分の家の猫がどのタイプにあてはまるのか、持ち帰ってきたときの様子をくまなくチェックして判断してみてくださいね。
(画像提供元:うだま)
(ファナティック)
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