なでしこ、土壇場鮫島弾で劇的勝利…大儀見&永里の姉妹ゴールも

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2014年10月29日 13:10  サッカーキング

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代表初ゴールを決め、喜ぶ永里(中央、背番号20) [写真]=Getty Images
国際親善試合が28日に行われ、カナダ女子代表となでしこジャパンが対戦した。

 カナダ遠征第2戦を迎えたなでしこは、2連戦の初戦を3−0と快勝。バンクーバーでの試合ではスタメンを阪口夢穂、熊谷紗希以外の9人を入れ替え、岩渕真奈や高瀬愛実らが先発となった。一方のカナダも6人のスタメンを変更して試合に臨む。

 なでしこは開始5分、高瀬のスルーパスから菅澤優衣香がネットを揺らしたがオフサイドの判定。一方のカナダも7分に岩清水梓のクリアをカットした16歳のジェシー・フレミングが抜け出したが、選択したクロスボールはわずかに味方に合わなかった。

 カナダがより好機を作る中で迎えた33分、なでしこは右CKを獲得すると、クリアボールを永里亜紗乃がペナルティエリアやや外から左足でボレーシュート。これがクロスバーに当たってゴールインし、先制に成功する。永里は代表初ゴールとなった。

 43分、カナダはフレミングからの浮き球のパスをクリスティン・シンクレアが落とし、アドリアナ・レオンが右足のシュートで狙ったが、わずかに枠を越えた。前半はなでしこの1点リードで終える。

 ハーフタイムになでしこは菅澤と岩渕に代わり、大儀見優季と大野忍が入る。後半はカナダペースで試合が展開。57分、左サイドのスローインからシンクレア、ソフィー・シュミットとつなぎ、最後はフレミングがヘディングシュートを打ったが、GK福元美穂の横を抜けたボールは、カバーに入った上尾野辺めぐみがクリア。しかし、直後のCKをショートコーナーで再開させたカナダは、ペナルティエリア内左でシュミットが右足を振り抜くと、ブロックに入った阪口の頭に当たってコースが変わり、オウンゴールで同点とした。

 追いつかれたなでしこは高瀬を下げ、宮間あやを投入。76分、なでしこは自陣から阪口が右サイドの有吉佐織へ展開すると、DFライン裏へアーリークロスを送る。相手DFが伸ばした足に当たって浮き球になったところを大儀見がダイレクトでシュートすると、飛び出していた相手GKを抜け、ポストに当たりながらもゴールインし、勝ち越しに成功する。

 試合はそのまま終了するかに思われた後半のアディショナルタイム、カナダはGKからのロングフィードをつなぐと、最後はシュミットがシュートを決めて、土壇場で同点とする。しかし、なでしこは直後、相手陣内でプレッシャーをかけた途中投入の鮫島彩がボールを奪って独走。GKとの1対1を制して勝ち越し、試合は3−2でなでしこが勝利し、2014年の最終戦を白星で締めくくった。

【スコア】
カナダ 2−3 日本

【得点者】
0−1 33分 永里亜紗乃(日本)
1−1 58分 オウンゴール(阪口夢穂)(カナダ)
1−2 76分 大儀見優季(日本)
2−2 90+2分 ソフィー・シュミット(カナダ)
2−3 90+3分 鮫島彩(日本)



このニュースに関するつぶやき

  • ベンチでなくスタンドから指揮を執るカナダのハードマン監督がイケメンすぎ。W杯の本戦はスタンド満席だろうに、どうするんだろう?
    • イイネ!2
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