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テニスの錦織選手が大活躍していますが、彼の特徴として、その天才的な技術はもちろんなのですが“逆境に強い”ということが挙げられると思います。
逆境に強い人は総じて“自己肯定感が高い”と言えます。自己肯定感とは心理用語ですが、育児をするうえでもとっても意識したいキーワード。そこで今日は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみが、“子供の自己肯定感アップさせる方法”についてお伝えします。
■太ってたっていいじゃない
誰しも、自分の中には、“理想の自分”と“現実の自分”がいます。理想の自分というのは、例えば、今より5キロやせたスレンダーな自分かもしれませんし、育児のすきま時間で資格を目指す前向きな自分かもしれません。
一方の“現実の自分”というのは、今のありのままの自分。まだ理想体重を手に入れてもいないし、資格もゲットしていません。
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後者の“現実の自分”をいかに受け入れる気持ちが育っているかが大切です。“見た目”“学歴”“キャリア”などで、自分を値踏みせず、長所も短所も自分の大切な一部と丸ごと受け止めいれるこkとができる人は“自己肯定感が高い”人と言えます。
■「●●ちゃんは“お利口さん”ね」はキケン?
ではそれを子育てにあてはめてみましょう。
自己肯定感とは、ありのままの姿を受け入れること。だから、我が子の自己肯定感の育みに欠かせないのは、ママが我が子を丸ごと受け入れてあげること。
丸ごとというのは、子供の全てを受け入れるという意味です。子供に「おりこうさんにしていれば、ママがワタシを好きでいてくれる」と思わせるような態度で接するのは自己肯定感を育むどころか、逆に低下させてしまう恐れがあるのでNGです。
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どんなに反抗してきても、いつまでもひらがなが覚えられなくても、毎回言うことを聞いてくれなくても、「ママがあなたを好きな気持ちは変わらないよ」というブレのない気持ち。ここに、子供の能力や才能は関係ありませんよね。
「ママは○○ちゃんがどんなことをしても、いつもいつも大好きだよ」という純粋な愛情を伝えることで、子供も自分のことを大切な存在だと認識していってくれます。
■打たれ強い人間になるには?
自信、やる気、自尊心などは、自己肯定感というベースの上に成り立っています。そういう意味では、自己肯定感は、育児の土台のようなもの。基礎がしっかり育つと、自信ややる気も十分に発揮できるようになります。
また、自分を丸ごと肯定している子は逆境強い! 自分の苦手分野も受け入れているから、失敗したときに打たれてしまうのではなく、たくましく立ち直ることができるのですね。
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今の日本の子供達は、諸外国の子供達と比べると、著しく自己肯定感が低いことが分かっています。ぜひママの“無条件の愛”で、お子さんの“自己肯定感アップ”をサポートしていきましょう。
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【著者略歴】
※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。
ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。著書は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』(あさ出版)、『叱るときのイライラがなくなる! 子育て心理学のプロ 佐藤めぐみの「ポジカリ」メソッド』 (All About Books)[Kindle版]など。
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