(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル製作委員会千葉総北高校自転車競技部のムードメーカーである「鳴子章吉(なるこしょうきち)」。どの漫画にも1人はいる関西弁の明るいキャラですが、それだけではない熱いキャラクターでもある鳴子くんの魅力を紹介したいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
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■関西人特有のノリのよさ
鳴子くんがアニメに初めて登場するのは第4話からですが、最初から関西人特有のノリのいい一面が垣間見えます。鳴子くんが買い物をしようとした際に所持金が足りなくなり、主人公の小野田(おのだ)くんに出会ってお金を借りることに。その話のCパート(エンディングが終わったあとのおまけコーナーのようなもの)で、お礼にと飴玉を小野田くんに手渡し、「今日の1000円それでチャラにしたってやー!」と言って去っていくのですが、そんな(失礼な?強引な?)ことができるのは総北高校ではやはり鳴子くんだけでしょう。
■とにかく目立つことが大好き
その真っ赤な髪に象徴されるように、鳴子くんは「目立つ」ということが大好きな男の子です。自転車競技部の中では「スプリンター」という、平地を得意とするポジションに位置しているのも、「早いのが目立つから」という理由でした。といってもただ目立てばいいというわけではなく、「レースで勝って目立つ」という美学のようなものも持っており、それが鳴子くんの持つ勝利への執念に繋がっているのかもしれません。
■負け続け、戦い続けたスピードマン
「浪速のスピードマン」を自称する鳴子くん。さも華々しい活躍をしてきたかのように見えますが、自転車競技を始めた当初は小柄な体格のために思ったように成績が伸びず、バカにされっぱなしの日々を送ってきました。そしてそれを「恥ずかしい過去」と思っている節があり、同学年たちには隠しています。
しかしインターハイにて、自分の中で越えたくても越えられない壁の1つである、2学年上の田所(たどころ)先輩が昔自分と同じように負け続けてきた事を知って奮起。「スプリンターは負けた分だけ戦ってきたってことだ」という田所先輩の言葉に、「ワイもたくさん負けて・・・戦ってきましたわ!」と返すシーンには胸が熱くなります。
飄々として見えて熱いハートを持った鳴子くん。鳴子くんが今後どのように活躍し、どのような成長を遂げてくれるのか。今から楽しみでしかたがありません。
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★記者:凛廻(キャラペディア公式ライター)
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