本田がダービー初先発もミランは惜敗…インテルが開幕3連勝で首位

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2015年09月14日 05:50  サッカーキング

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”ミラノ・ダービー”初先発となった本田圭佑(右) [写真]=Getty Images
セリエA第3節が13日に開催され、日本代表DF長友佑都が所属するインテルと同代表FW本田圭佑が所属するミランによる“ミラノ・ダービー”が行われた。本田はトップ下の位置で2試合ぶりの先発出場。ダービーでは4試合目にして初スタメンとなった。一方、長友はベンチスタートとなっている。

 ミランは開幕節のフィオレンティーナ戦こそ落としたが、前節のエンポリ戦で今シーズン初勝利を収めた。新加入のコロンビア代表FWカルロス・バッカとブラジル代表FWルイス・アドリアーノに得点が生まれ、徐々に調子を上げつつある。一方、インテルは開幕から苦しみながらも連勝を飾り、勝負強さを見せている。なかでも10番を背負うモンテネグロ代表FWステヴァン・ヨヴェティッチは2試合で3得点を挙げるなど、かつての輝きを取り戻してチームを牽引している。

 試合はミランがビッグチャンスを得る。3分、インテルのジェイソン・ムリージョが最終ラインでパスミス。これを拾ったバッカがエリア内のL・アドリアーノへスルーパスを出し、L・アドリアーノがGKと一対一になったが、シュートはGKサミール・ハンダノヴィッチに止められてしまった。

 続く17分、中盤で本田からパスを受けたジャコモ・ボナヴェントゥーラが前線にスルーパスを送ると、L・アドリアーノが相手DFの裏に抜け出してGKと一対一になる。しかし、シュートは再びハンダノヴィッチの好セーブに阻まれ、先制ゴールとはならない。

 一方のインテルもチャンスを作る。26分、ゴール前でボールを持ったイヴァン・ペリシッチがエリア内右のフレディ・グアリンへパス。グアリンが右足で強烈なシュートを放ったが、枠の右に外れてしまった。

 31分、ミランが右サイドから攻め込むと、ユライ・クツカからパスを受けた本田が中央に切れ込み、左足でミドルシュート。しかし、ここはハンダノヴィッチが横っ飛びでなんとかキャッチした。

 インテルは前半アディショナルタイム1分に大チャンス。ゴール前のヨヴェティッチが浮き球のパスを送ると、エリア内中央に抜けだしたマウロ・イカルディがこれをうけてGKと一対一になったが、GKディエゴ・ロペスに防がれてしまう。前半は両チームともに相手ゴールに迫ったが、得点は生まれずに試合を折り返した。

 後半立ち上がりの50分、ミランは危険な場面でミスを犯す。D・ロペスのパスがヨヴェティッチに渡ってしまいピンチを迎えたが、シュートはクリスティアン・サパタがなんとかブロックして難を逃れた。続く58分、インテルは右サイドのダヴィデ・サントンが前を走るグアリンへパスを出す。グアリンはドリブルで中央に切れこむと、左足で巻くようなシュートを放つ。これがゴール左下に決まり、インテルが先制に成功した。

 先制を許したミランは62分にバッカを下げてマリオ・バロテッリを投入する。直後のFKの場面でバロテッリはシュート性のクロスを入れると、クツカがわずかに触れたが、ボールは枠の左に外れた。

 68分、インテルは左足を痛めたフアン・ジェズスに代えてアレックス・テレスを投入した。71分には右サイドのサントンがエリア内から低いクロスを入れると、イカルディがダイビングヘッドで合わせたが、ここは枠を捉えきれなかった。

 ゴールが欲しいミラン。78分には左サイドでボールを持ったバロテッリがドリブルで中央に切れ込み右足でミドルシュートを放った。しかし、ここは惜しくも左ポストに当たってしまい、同点ゴールとはならない。ミランは81分に本田を下げ、アレッシオ・チェルチを送り込んだ。

 ミランは最後まで攻め続けたが同点ゴールを奪うことができず、1−0でインテルがミランを下している。なお、本田は81分までプレー、長友に出場機会は訪れなかった。

 次節、インテルは敵地でキエーヴォと、ミランはホームでパレルモと対戦する。

【スコア】
インテル 1−0 ミラン

【得点者】
1−0 58分 フレディ・グアリン(インテル)


このニュースに関するつぶやき

  • セリエAがある意味一番拮抗したリーグかもしれない インテルは波をつかんだしACミランはこれからまだまだまとまってないだけ 案外バロテッリが救世主になればいいとは思ってる 夢かもだが
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