限定公開( 53 )
15日放送の『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日系)を見たファンから、なぜか「テレビが壊れたかと思った」という声が続出している。
世界の英雄の力を借りて戦う『仮面ライダーゴースト』には、これまでに宮本武蔵やトーマス・エジソンといった偉人が“ゴースト眼魂”として登場。「ムサシゴースト眼魂」をベルトに装填すれば、剣豪と知られる宮本武蔵に倣って二刀流戦法が得意になる「ムサシ魂」フォームになるなど、各偉人たちの特徴を上手く捉えている作品となっている。また、「決闘! ズバッと! 超剣豪!」「エレキ! ヒラメキ! 発明王!」といった、なぜかラップ調の変身音も「シュールだけどインパクトがある」となかなか好評だ。
そんな中で放送された第6話「運命!再起のメロディ!」は、タイトルにある“運命”の言葉どおり、音楽家のベートーベンが登場。難聴に悩まされたベートーベンに倣ってか、音を奪う怪人・音符眼魔が登場し、なんとキャラクターたちのセリフ、BGMが突如消えるといった演出がされたのだ。
その演出があまりに突然だったからか、ネットには「テレビが壊れたかと思って焦ったwwww」「遂にテレビ壊れたかと思ったけどどうやら演出らしい」と驚く声、また音がない(“あの”ラップがない)中で仮面ライダーゴーストが変身したのもあってか、「効果音の存在のありがたさを感じたかも」「今日のゴーストはBGMの大切さがよくわかる回」という声も多数上がることに。音符眼魔のおかげで“音の大事さ”を痛感する回となったようだ。
ある意味“珍回”となった第6話のその後は、新フォーム「ベートーベン魂」に変身した仮面ライダーゴーストが音符による打撃で音符眼魔を翻弄したものの、結局は「ムサシ魂」に変身、刀で倒すといった結末に……。この展開にネットでも「ベートーベン魂の出番少なすぎィ!」といった声が上がっていたが、本作の怪人デザインを手掛ける島本和彦氏(@simakazu)もTwitterで「あああああ世紀の大天才が眼魔という形で蘇ったのに!!刀で切り殺すとはなんという!! !!何という〜!! !! !!」「まったく……音楽家同士でカタをつけるべきだ!! !!」と、悲痛な叫びを上げている(ちなみに、島本氏は「怪人200パー熱烈応援実況」をしている、怪人応援派)。
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だが、この第6話にはほかにも突っ込みどころ満載。仮面ライダーゴーストは、「曲名! 運命! ジャジャジャジャーン!」と、「ベートーベン魂」に変身するものの、そのときのBGMは「ジャジャジャジャーン」で有名な「交響曲第5番 第1楽章」ではなく、なぜか「交響曲第9 第1楽章」。また、ベートーベン風に扮した仙人こと竹中直人が、以前演じたドラマ『のだめカンタービレ』のフランツ・フォン・シュトレーゼマンにしか見えないといったことも起きていた。
次回の第7話では、アメリカ西部開拓時代のアウトローと知られるビリー・ザ・キッドが登場する予定など、これからも個性豊かな偉人が登場しそうな『仮面ライダーゴースト』。これからも(良い意味で)ファンの突っ込みが絶えない作品となりそうだ。
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