カイジと対立する帝愛グループ「兵藤会長」の息子であり、カイジのギャンブルの相手でもある「兵藤和也」。これまでカイジの対戦してきた相手とはひと味もふた味も違う、公平性と歪んだ性格の両方を持ちあわせた人物です。今回は、そんな「兵藤和也」の魅力についてご紹介いたします。
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⇒兵藤和也とは?(逆境無頼カイジシリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/18180/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■筋金入りのお坊ちゃま
財閥の息子ともなれば、幼い頃から父親について帝王学を学び、後継者として育てられるようなイメージがありますが、和也は少し異端な存在です。確かに父親は政財界を牛耳るボスではありますが、後継者として特別な教育を受けるわけでもなく、むしろ親の権力に群がる人間達と酒池肉林のやりたい放題。金の力にものを言わせ、強引に推し進めようとするあたりは、まさに父親譲りの傲慢さと言って良いでしょう。学生の頃からサングラス姿で酒盛りしている姿など、普通のお坊ちゃまではありえません。
■父親の存在
父親の偉大さを誰よりも感じているのが息子である和也自身でしょう。父親が偉大というだけで、和也自身が努力しなくても、望まなくても、金目当てに人が群がってくる人生。そんな父親の力を持ってしても、自分の書く小説を読者に面白いと思わせる事はできない。だから小説家になる。自分の力で人生を切り開こうとする点には感心します。
また、敵味方関係なしに“公正なジャッジ”を下せるという点も彼の魅力のひとつでしょう。非人道的な事も平気でやってのける和也ですが、与えられた環境に不満を持ちつつ、それを自らの力で打破しようとするところは、もう少し褒められても良いはず。残念な点は、それらの良い点を自身のサディスティックな行為で打ち消してしまっている事でしょうか・・・。
■強運対成り上がり
カイジに言わせれば、“兵藤の息子に生まれた”というだけで十分強運なのだそうです。確かに、生まれ持ったスペックは、一般人とは比べ物にならないほどハイスペックです。それに加え、小説家として期待されるほどの観察力と洞察力を持つ和也。そんな強運と才覚の持ち主は、運だけで生き残ってきたカイジとどう戦うのでしょう?兵藤会長とカイジの初対戦は、会長の勝利。はたして和也はそれに続く事ができるのでしょうか?
兵藤ジュニアだけあって、ギャンブルの才能も秘めているようですから、カイジを持ってしても一筋縄ではいかないハズ。2人の直接対決、ワンポーカーから目が離せません。悪役ではあるものの、その公平性から「意外と良い奴なんじゃないか?」とも思わせてしまう不思議な魅力の持ち主。それが「兵藤和也」です。
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★記者:あきにゃん(キャラペディア公式ライター)