「ずっと揺れている気がする…」地震の影響で起こる症状『地震酔い』を治すツボを教えます

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2016年04月15日 18:02  Pouch[ポーチ]

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「地震でもないのに常に揺れている気がする」
「四六時中揺れているように感じるからか、めまい、吐き気がする」

もしもあなたが東日本大震災や阪神・淡路大震災、さらには昨日4月14日(木)に起きた熊本地震を経験された方ならば、こういった症状に身に覚えがあるのでは?

「代官山パークサードクリニック」ウェブサイトによれば、これは「地震酔い」。専門用語では「後揺れ症候群」と呼ばれる症状なのだそう。

【内耳の三半規管などが刺激されて起こる】

基本的には乗り物酔いと同じ原理で生じる疾患であり、地震の時の振動によって内耳の三半規管と前庭組織が不規則に刺激されることで起こります。さらにここへ、余震などで刺激が継続的に加わると症状が慢性化。その結果「地震酔い」と呼ばれる症状が起こるのだそうです。

【理由として大きいのは「地震への不安」】

現在も余震が続く九州地方において、こちらの症状で苦しんでいる方も少なくないはず。このサイトによれば、原因として考えられるのは体の水分バランスが崩れているか、あるいは不規則な食事や睡眠不足なのだそう。

また「いつ地震が来るか判らない」という精神的不安によるものも大きいそうなので、まずは不安を解消することが鉄則ですが、現状ではおそらく難しいことでしょう。ではどうやって、「地震酔い」に立ち向かったらよいのか?

【「地震酔い」の対処法】

このサイトによると、今すぐにでもできる対処法は、次のとおりです。

・地震酔いの症状に対して心配しない事
・なるべく不安を解消できるよう、目をつぶって好きな音楽を聴いたりしてリラックスする。あるいはストレッチなどをする。
・可能な状況であれば、症状を軽減するために有効な漢方薬を処方してもらう。

【足のツボ押しも効果的なんだって!】

また、YouTubeに投稿されていた動画「part11.大地震で被災された方へ」によると、こういった場合に効果的なのは “足のツボ押し” なんですって。

阪神・淡路大震災を経験された「かない鍼灸接骨院」の先生、金井克行さんによるレクチャー動画によれば、ツボの名前は「れいだ(癘兌)」。足の人差し指の中指側のツメの生え際(つけ根)が、その場所となります。

【痛くない程度に刺激を与えよう】

このツボを指で挟みこみ、痛みを感じない程度にもみほぐしましょう。これを両足行うだけ。長めに刺激を与えたいときは、スパイラルテープを使用。ツボを挟み込むように貼り、その後左右それぞれ7秒ずつ、刺激を与えてあげてください。

【おなかのハリを解消、呼吸がラクに】

そのほかにも、胃の痛みやむかつき、車酔いの解消などにも効くというツボ「れいだ」。おなかのハリを解消し胃腸の働きをスムーズになるように促す結果、呼吸がラクになるほか、ふくらはぎの緊張も和らげてくれるのだそうです。詳しくは、動画をチェックしてみてくださいね。

いざというとき役に立つツボ「れいだ」。思い当たる症状をお持ちのあなたはさっそく試してみてください。

参照元:代官山パークサイドクリニック、YouTube / 金井克行
画像= (c)Pouch
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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