水沼が技ありFK&豪快ボレーで2発…FC東京、上海上港に先勝でACL初8強へ前進

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2016年05月17日 21:19  サッカーキング

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ACL上海上港戦で先制ゴールを挙げたFC東京MF水沼宏太(右手前)[写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・決勝トーナメント1回戦ファーストレグが17日に行われ、FC東京と上海上港(中国)が対戦した。

 元ブラジル代表MFラミレスらを擁する江蘇蘇寧(中国)を抑え、E組2位でグループステージを突破したFC東京。ACL初参戦の2012年以来、2度目の決勝トーナメントで初のベスト8進出を狙う。1回戦ファーストレグは、ガンバ大阪らを破ってグループG首位突破の上海上港をホームに迎えた。

 FC東京は、高橋秀人、東慶悟、水沼宏太、前田遼一らがスタメン入り。出場停止の丸山祐市に代わって吉本一謙が森重真人とセンターバックのコンビを組み、右サイドバックには橋本拳人が入った。一方、上海上港はブラジル人FWエウケソンやアルゼンチン人MFダリオ・コンカらが名を連ねたが、ガーナ代表FWアサモア・ギャンは負傷欠場となった。

 前半はFC東京が主導権を握る。5分、右サイドの橋本からのクロスを、中央の前田遼一が胸で落とす。それに反応した水沼がダイレクトで右足シュートを放つが、相手DFにブロックされた。11分には、右サイドでのパス交換から、羽生直剛がエリア内へラストパス。ファーサイドに走り込んだ米本拓司が合わせるが、相手GKにセーブされた。

 変わらず優勢に出るFC東京は21分、東のバックパスを受けた米本が、エリア内左で右足を振り抜くが、これもGKにキャッチされる。25分には、右サイドからのクロスに中央の前田が頭で合わせるが、シュートはわずかに枠の右に外れた。

 上海上港のチャンスは36分、敵陣中央で得たFKでコンカがエリア内へボールを供給。ゴール前に飛び出したキム・ジュヨンが、右足ボレーで合わせるが、シュートは枠を捉えられなかった。すると前半終了間際の43分、FC東京が先制に成功する。相手のハンドによりエリア手前左でFKを獲得。キッカーを務めた水沼が、強烈なグラウンダーのシュートを放つと、壁の間を抜いてゴールに突き刺さった。

 後半に入って攻勢に出たのは上海上港。すると55分、試合が振り出しに戻る。コンカの絶妙なスルーパスで、ルー・ウェンジュンがエリア内右に抜け出してフリーで左足シュート。これはGK秋元陽太が好セーブで凌いだが、こぼれ球をウー・レイが押し込んで同点とした。

 追いつかれたFC東京は62分、東を下げて阿部拓馬を投入した。直後の63分、徳永悠平からの鋭いパスを受けた羽生が、エリア手前正面で右足を振り抜くが、シュートはクロスバー上に外れた。すると65分、徐々にペースを手繰り寄せていたFC東京が再びリードを奪う。徳永が左サイドからクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ水沼が右足ボレーで合わせると、シュートは相手GKの手を弾いてネットを揺らした。

 FC東京は79分、この日2ゴールの水沼を下げて田邉草民をピッチに送り出した。試合はこのままタイムアップを迎え、FC東京がホームで2−1の先勝。クラブ初のACLベスト8進出へ一歩前進した。

 セカンドレグは24日に上海上港のホームで行われる。なお、明日18日には浦和レッズが同ファーストレグで、MF高萩洋次郎の所属するFCソウルをホームに迎える。

【スコア】
FC東京 2−1 上海上港

【得点者】
1−0 43分 水沼宏太(FC東京)
1−1 55分 ウー・レイ(上海上港)
2−1 65分 水沼宏太(FC東京)

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  • 宏太、今後リーグ戦で先発出来ますように!
    • イイネ!1
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