◆ 多彩な変化球を操る即戦力右腕
2016年度のプロ野球ドラフト会議が20日に都内で行われ、ロッテが桜美林大・佐々木千隼投手の交渉権を獲得した。
佐々木を巡っては、ハズレ1位でロッテ、DeNA、巨人、日本ハム、広島の計5球団が競合。抽選の結果、ロッテの山室社長が交渉権を獲得した。
ロッテは最初に指名した田中正義(創価大)のクジを外したが、2度目の抽選で佐々木の交渉権をゲット。伊東監督は「完成度の高い投手。即戦力として開幕からローテーションに入ってやってくれると思う」と期待を寄せた。
佐々木は多彩な変化球を操る先発型右腕。東京・日野高時代は無名に近い存在だったが、大学4年になった今年は春から秋にかけてリーグ戦で7完封、53回連続無失点と抜群の安定感を誇った。今夏は日米大学選手権のメンバーにも選ばれ、メジャー予備軍を相手に、7回12奪三振で1失点の快投を見せた。